カカオやほうじ茶などフレーバーは現在19種類!和菓子isshinのトロトロわらびもち
「わらび餅」といえば夏のイメージがありますが、大阪・堺筋本町に一年中わらび餅を提供する名店があるのをご存知ですか?「和菓子isshin」のわらび餅の人気の秘密は、雑誌で「官能的」とまでいわれたトロトロ食感と、多彩なフレーバー。一度食べればやみつき必至の絶品です!
19種類から続々増加中!多彩なフレーバーにときめく!
こちらが「和菓子isshin」の看板商品「わらび餅 炊蓮(すいれん) 深煎りきなこ」。まぶす粉には一切砂糖を使わず、わらび餅そのものに黒糖で甘みをつけているのが特徴。たっぷりかかったきなこの香ばしさと、わらび餅の上品な甘さがたまらない逸品です。
わらび餅そのものは同じですが、粉の種類はなんと19種類(2018年10月現在)!「しょうがきなこ」や「柚子きなこ」といったきなこのバリエーションのほか、「生チョコカカオ」「紅茶」「ココナッツ」といった変わり種も。奇をてらった珍味ではなく、どれも一級品の和菓子として成立しており、その実力の高さがうかがえます。
ほろ苦い「抹茶」や「ほうじ茶」との相性も抜群!現在、試作中のものもあり、今後もフレーバーは続々と増えていくそうです。予約限定ですが、水の代わりに日本酒やワインで作るわらび餅もあるのだとか。ついつい色々な味を試してみたくなりますね。
自分用にぴったりな200g(約12切)640円から1000g(約60切)2650円まで、サイズ展開も豊富。得意先へのお持たせやご進物にも喜ばれること請け合いです。
冷えても固くならない蓮粉を使ってトロトロ食感に!
その食感で食べた人を虜にする「和菓子isshin」のわらび餅。冷えてもとろけるような口どけが続く理由は、ハスの根から採れる上質なデンプンである「蓮粉」を加えているからだそう。
ひと口大に切って粉をまぶしても、固くなったり水っぽくなったりしないので、常温保存で1日はおいしさが続きます。冷凍したり温めたりすると、また違った食感が楽しめるので、気になる人は試してみてください。
きなこ別添えの切っていないわらび餅(400g・1100円)もあります。わらび餅そのものの味を堪能したい人や、翌日まで保存しておきたい人にはこちらもおすすめ。
「和菓子isshin」がわらび餅にこだわる理由
「和菓子isshin」は、わらび餅に特化したちょっと珍しい和菓子店です。店主の濱田さんが「生涯わらび餅職人」を貫こうと決意し、大阪にお店を開いたのは2011年12月。2011年3月の東日本大震災でのやるせない思いや、プライベートで楽しみにしていたお客さんとの交流が、開店のきっかけだったそうです。
2011年3月に発生した東日本大震災へのやるせない思い。そして震災翌日におばあさんからかけてもらった感謝の言葉…。お店の壁には、濱田さんのわらび餅への思いを綴ったパネルが掛けられています。来店時には、ぜひ一度、目を通してみてください。
お昼過ぎには売り切れてしまうこともある「和菓子isshin」のわらび餅。並んででも食べる価値ありの逸品です。わらび餅の概念を覆す、新たな出合いをお約束します!
Text:堀家千晶(TRYOUT)
Photo:佐伯亜由美
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