銀座で“食の都”を体験!人気シェフプロデュースの「山形イタリアン」
日本各地のアンテナショップが集結する、銀座・有楽町エリア。ここに、豊かな自然に育まれた山形県の食材をふんだんに使用した、“山形イタリアン”を味わえるお店「ヤマガタサンダンデロ」があります。山形県の食を体験するため、さっそく銀座へと向かいました!
新鮮野菜に庄内ブランド「おばこサワラ」。自慢の食材が目白押し!
国内外から高い評価を受けるカリスマシェフ・奥田政行氏がプロデュースする「ヤマガタ サンダンデロ」。東京メトロ銀座一丁目駅からすぐ、山形県のアンテナショップ「おいしい山形プラザ」2階にそのお店はあります。
山形県にありながら、全国からファンが訪れるイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」をはじめとする人気店で、山形県の食材の魅力を全国に伝えている奥田氏の、故郷への想いが詰まったレストランです。
今回紹介するのは3800円のランチコース。一体どんな“山形イタリアン”が登場するのでしょう!?
席に着き、まず運ばれてくるのは「新鮮野菜のバーニャカウダ」。山形県でとれた野菜が、贅沢に盛られています。ひとつひとつの食材が、どれも自然の甘みが強いことに驚かされます。
特に印象に残ったのが、こちらの真っ赤なラディッシュ。カリッとした歯ごたえにピリッとした辛みが少し利いて、口の中がみずみずしさで満たされます!
野菜につけるソースは、カリフラワーのピューレ。これが絶品で、アンチョビの代わりに小アミの魚醤を使用し、イタリアンを山形県風にアレンジした調理法なのだそう。カリフラワーの甘みと魚醤の塩味がバランスよく、新鮮な野菜によく合います。
続いて登場するのは、前菜「サワラのカルパッチョ」。「ヤマガタ サンダンデロ」では、日本海に面した酒田港や由良港から直送された魚を使用しています。
漢字で「鰆(魚へんに春)」と書きますが、山形県では秋が旬なのだとか。庄内地域ブランドの「おばこサワラ」といって、脂ののりがよいのが特徴です。
炙った皮のほどよい苦みと、よくのった脂が口の中に広がります。さらに、下に敷かれた青リンゴと一緒に食べれば、爽やかさも加わって新感覚のおいしさ!
マッシュルームの三重奏!香りをふんだんに楽しむ絶品パスタ
お次は、「船形マッシュルームのクリームソースパスタ」。なんとも豊かなマッシュルームの香り…!「船形」は、良質なマッシュルームの産地として有名な町です。
ペーストとバター炒め、生スライスの、3つの調理法が合わさっていて、マッシュルームの味・香り・食感を存分に楽しむことができます。特に、香りを逃さないよう徹底して作られるペーストは、最後の一滴まで残したくないほど絶品!
さらに、薄くスライスされた生のマッシュルームは歯ざわりがよく、噛むとフレッシュな香りが。まさにマッシュルームを味わい尽くすことのできるパスタ。特に女性に人気が高いそうです。
まだまだ続く!山形づくしのランチコースはメインディッシュへ
メインは「庄内浜からの鮮魚のアクアパッツァ ルッコラ風味」。彩り鮮やかな緑色のスープはルッコラペーストで、しっかりとした味を感じつつも、ニンニクやナッツが利いています。
小鯛はふっくらとして、スープのやさしい塩味と絶妙にマッチ! 全体に雑味がなく、クリアで上品なひと皿です。
デザートは、「山形県産イチジクのタルト」。ベイクドチーズタルトにマスカット、イチジク、クレームシャンティが添えられています。
甘さは控えめで、香ばしいタルト生地にフレッシュな果物、ふわふわのクリームが相性抜群。ほっとひと息つけるやさしいスイーツで、ランチコースは締めくくり。
お店では、山形県産のワインも飲むことができます。料理に合わせて、ぜひ試してみたいですね。
山形県の食材をふんだんに使用し、こだわりの調理法によってそのおいしさを引き出す“山形イタリアン”。食を通して山形県の良さを知ってもらい、ぜひ山形県を訪れてほしいというお店の想いが形になった料理の数々に、魅了されること間違いなしです!
Text:minimal
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