パケ買いしちゃうかわいさ!もちろん味も本格派のプチ和菓子
茶道文化は大切な「金沢らしさ」のひとつで、市内には老舗の和菓子処がたくさんありますが、今回はその魅力をよりポップに発信し、新たな和菓子ブームを作っている人気店『茶菓工房たろう』を紹介します。
武家屋敷の町並みで発見
『茶菓工房たろう』は2005年に金沢市郊外でオープンした、市内では比較的新しい和菓子専門店です。「鬼川店」はその翌年に出店したカフェを併設する店舗で、長町武家屋敷の静かな町並みにありながらも、早朝から観光客で賑わっています。
かつては金沢の老舗で代表も務めていた店主が、イチから興したのが『たろう』です。伝統製法をアレンジする中で生まれた一口サイズの和菓子が評判になり、現在は「弥生店」、「鬼川店」、「金沢駅あんと店」の3店舗があります。
プチサイズな和菓子がどれもかわいい!
カットしなくても食べきれるサイズ感が『たろう』の特徴です。看板商品の「たろうのようかん(302円)」は、「あずき」や「こいちゃ」など定番だけでなく、生チョコ感覚の「カカオチョコ」や「ホワイトチョコ」、「ピーナツバター」といった洋風仕立ても。上品な味わいはそのままで…新感覚です!
カカオチョコのようかんと蒸した抹茶カステラを重ねた「はなことたろう(5個入り950円)」は、砕いたアーモンドが香ばしく、コーヒーとの相性もぴったり!金箔をふりかけたさりげない華やかさがおみやげとしてウケています。
丹波産糸寒天をじっくり乾燥させたサイコロサイズの「もりの音(13粒入り378円」は、カリッとした食感と柔らかな弾力が特徴のお菓子。紅白の化粧箱はちょっとしたお祝いでも喜ばれそう。
カフェスペースから見る庭園が豪華
カフェスペースでは、武家屋敷跡・野村家の庭園を眺めながらくつろげます。せっかくなので、ミシュランの観光地格付けで2つ星を獲った景観に向き合うカウンター席へ…なんだか時間の流れを穏やかに感じます。
上生菓子とセットで楽しむ「抹茶(788円)」の他、「ぜんざい(896円~)」などカフェだけのメニューが揃っています。上生菓子の上品で繊細な味わいから、職人の丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。
店内には、「はなことたろう」のパッケージをプリントしたオリジナルバッグなどグッズの販売コーナーも。庭園を含め、アート好きも大満足の和菓子処です。
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