京都の紅葉は、人が少ない早めがねらい目【Masaの関西カメラさんぽ13】

京都の紅葉は、人が少ない早めがねらい目【Masaの関西カメラさんぽ13】

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世界中から多くの観光客で賑わう京都ですが、桜と紅葉の時期は、特に多くの人が集まります。桜に比べて、紅葉は楽しめる期間が長いので、桜ほどの混雑はありませんが、それでも場所によっては、ゆっくり楽しめないところも多いです。少し早い時期に行ったり、団体さんが来る時間帯を避けて、早い時間に行くことで、人が全然いなかったりする場所もたくさんあるので、ぜひタイミングを狙って、京都の紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

Summary

ノスタルジックな「蹴上インクライン」は秋がおすすめ

ここは地下鉄蹴上駅の上にある線路が印象的な「インクライン」。昔、舟を運ぶために作られ、今は当時の様子が復元された場所なのです。両サイドは桜の木なので、春は人混みで線路が見えないぐらいになります。

堂々と普通の線路に座れるところはないので、復元された線路だと色んなポーズで写真を撮りたくなりますね。

さらに「蹴上インクライン」の上側には小さな広場があり、色んな紅葉が見られるスポット。

下から見上げられるイチョウスポットもあります。休日の秋の京都なのに、こんな感じであまり混んでいない場所もたくさん。有名なところ以外にも穴場はあり、思わず撮りたくなるスポットが多いですよ。

「天授庵」は中はもちろん、外から観ても感動すること間違いなし

「南禅寺」の境内にある、「天授庵」もおすすめのスポット。ここは外から中を覗く感じになるのですが、思わず中に入りたい。と思うような色付きを早い時期から見せてくれます。

他府県や海外から見に来ると、特に見ごろを意識してしまいますが、11月上旬の見ごろ少し前に行くと、こんな感じで空いていることもよくあります。お得ですよね。今年(2018年)の紅葉は、いつもより見頃が早めです。

紅葉って人それぞれ好みはあると思いますが、赤もあれば黄色もあり緑もある、カラフルなのが一番綺麗だと思います。真っ赤になった頃は、すでに傷んでいる葉っぱもあるので、寄って見てみると綺麗じゃないのもありますしね。

「天授庵」には、趣の異なる二つの庭があります。ひとつは、前の写真にあるような枯山水式庭園。もうひとつは池の周りに庭園が広がる池泉回遊式庭園で、この竹林も大きな池の周りにありますよ。

「南禅寺」は広い敷地に素敵な撮影スポットがたくさん

禅寺のなかで最も格式の高い「南禅寺」ですが、境内は広く、有料の三門、南禅院、天授庵以外にも、自由に拝観できるところがたくさんあります。

ここは、法堂から方丈への渡り廊下ですが、絵になるスポットですね。たまにお坊さんが渡られていますよ。

「南禅寺水路閣」は、サスペンスドラマなんかで見たことがある人も多いんじゃないでしょうか。和のお寺の中に西洋レトロな煉瓦造りが、なんとも素敵な雰囲気ですよね。

大きな三門の周りも綺麗な紅葉がたくさんあり、絶好のスポットです。色んな木があり、見ていて飽きませんよ。

“もみじの永観堂”としても有名な超人気スポット

「永観堂」は、ピーク時は入場制限がされるほどなので、団体旅行のバスがたくさん来る前の早い時間がお勧めです。

見てわかる通り、紅葉し始めくらいで見に行くことが多いのですが、これはこれで綺麗ですよね。

もちろんモミジの木はたくさんあり、手入れも行き届いています。

京都らしい雰囲気に浸りたいなら、やはり和装で観に行くのがおすすめ。但し、外国人観光客に写真を撮られること必至です。

今回紹介したスポットは、京都東山のなかでもかなり狭いエリア。穴場はなかなかありませんが、その中でどうやって楽しむかとなると、やはり時期や時間をずらすことかと思います。

真っ赤に紅葉した見頃でも、人が多く何も見られないより、少し緑や黄色が混ざっていてもゆっくりと観られる紅葉の方が断然おすすめ。一度騙されたと思って早めに行ってみてはいかがでしょうか。

photo:西山雅彦(@masa_nikonist)

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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