食・グルメ
2018.11.06
昭和へタイムスリップ！純喫茶らんぶるのクラシカルな店内に心ときめく
日本有数のショッピングスポット、ビジネス街、歓楽街…とさまざまな表情を見せる街、新宿。なかでもシンボリックなデパート「伊勢丹 新宿店」のすぐそばに、古くから愛されている純喫茶があるんです。その名も「らんぶる」。昭和へタイムスリップしたかのようなクラシカルな雰囲気の店内でおいしいドリンクをいただけば、心ときめくこと間違いなし！
席数は200席！地下に広がる昭和レトロな空間
「伊勢丹新宿店」や「新宿マルイ」など、ファッショントレンドの最先端を担う商業施設が建ち並ぶ新宿東口エリア。大通りの1本裏に、そこだけ昭和から時が止まっていたかのようなレトロなレンガ造りの店が佇んでいます。こちらが、今回ご紹介する純喫茶「らんぶる」。
外から見るとこぢんまりとした喫茶店に見えますが、「らんぶる」の魅惑的な世界は地下のフロアに広がっています！階段の先が見えないので、「この先に何があるの？」と、ドキドキ！
扉を開けると、広がるのは約200席の大きなフロア！外観からは想像のつかない広い空間に驚きです。高い天井から吊るされたシャンデリアに、赤いベルベットの椅子、大きな窓に見せかけたミラー…昭和レトロ感ただよう店内に、純喫茶ラバーなら胸が高鳴ること間違いなしです。
この空間は、戦後、海外への憧れをもとに作られたんだとか。落ち着いたライティングのなか、日光が入らないせいか時間を忘れてゆったりとした時間を過ごすことができますよ。
名曲喫茶の名残を感じるノスタルジックな世界観にうっとり
1950年創業という長い歴史をもつ「らんぶる」。元が名曲喫茶ということで、店内のいたるところに著名な音楽家たちの肖像画が飾られています。中央の大きな柱には、ベートーヴェンを発見。
店内に流れるクラシックのメロディーに身を委ねていると、クラシカルな空間も相まって、とっても優雅な気持ちになってきます。
レトロなアイテムも多数発見！レジの横には、今では珍しいダイアル式公衆電話がありました。昔懐かしい気分になって、ついダイアルを回したくなっちゃうかも!?
長く愛される、飾らないシンプルな味わい
創業当初から変わらない方法で作られる深入りアイスコーヒーの「コーヒーゼリー」（700円）は、この店で長く愛されるメニューの1つ。バニラビーンズが入った本格バニラアイスと、たっぷりかかったコーヒーミルクがほろ苦いゼリーとマッチ。おしゃれカフェとはひと味違う、飾らないシンプルなおいしさです。
純喫茶に来たら、ついオーダーしたくなるのが「メロンソーダ」（700円）。シュワシュワとはじけながら輝く鮮やかなグリーン色のソーダを口にすると、なんだか少女に戻った気分。レースや花模様が描かれたコースターもレトロ可愛くて、気分が上がります！
地下空間での時間を満喫し、降りてきた階段を上がると、都会的な街並みが目に飛び込んできて再び現実世界に引き戻されます。このプチトリップ気分を味わせてくれるのが、なんといっても「らんぶる」の魅力。昭和の新宿へタイムスリップしたい人はぜひ足を運んでみてくださいね。23時までやっているので、「飲んだ後にゆっくりしたい」という2軒目の利用にもおすすめです！
Text：竹林佑子（エフェクト）
●記載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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