スイーツ好き必訪!フランス仕込みのガーリーなケーキ「シャルロット」に会いに横浜・元町へ
フランスでお菓子作りを学んだシェフパティシエが生み出す、キュートなケーキ「シャルロット」を求めて横浜・元町へ。最寄りのJR石川町駅元町口からは、歩いて1分ほどで到着です。お店で扱うケーキには、旬のフルーツをふんだんに使い、素材はすべて季節替わりにするという確かなこだわりも。しかも添加物は一切使っていないのだそう!
3層のハーモニーを楽しむ「シャルロット」
今回のお目当ては、シェフパティシエのスペシャリテであり、「パティスリー レ・ビアン・エメ」の看板ケーキでもある「シャルロット」です!
「シャルロット」とは、ババロアやムースのまわりをビスキュイ生地で囲んだケーキのことで、キュートなその様は、女性の帽子を模しているそう。その歴史は古く、19世紀のフランスでは既に「シャルロット」の前身となる洋菓子が作られていたのだとか。
数あるケーキの中で、なぜ「シャルロット」に着目したのか…というと、単純にビジュアルに“ひとめ惚れ”したからなんですって!
一般的には上部をフルーツで飾りつけたものが多いのですが、「パティスリー レ・ビアン・エメ」の「シャルロット」は、ムースと生クリームを可愛らしくしぼったスタイル。さらに注目すべきは、3段階に変化する味の層なんです!
中央上段には「アプリコットムース」、そして下段には「ピスタチオのムース」が。それを包んでいるのが「アプリコット味のババロア」です。それぞれに味が違うにも関わらず、どこから食べても味がまとまっていておいしい!しっとり&ふわっとしたビスキュイと一緒に食べることで、全体のふわふわ感が増してさらに美味です。
実はこの「シャルロット」、一カ月半ごとに味が替わるそうなんです。一年のサイクルは、年明けのチョコ味にはじまり、オレンジ→イチゴ→ピスタチオ→アプリコット→ココナッツ&キャラメル→バニラ&カシス→洋梨といった具合。
素材の仕入れ状況で、多少イレギュラーもあるようですが、基本の流れはこんな感じ。もちろんそれぞれにババロアやムースの中身も変わるので、8つの「シャルロット」をコンプリートしてみてください!
オシャレなケーキが並ぶショーケースに目移り!
味だけでなく見た目の可愛らしさにも心を奪われる「パティスリー レ・ビアン・エメ」のケーキですが、ショーケースの中でひときわ異彩を放っていたのがコチラ。「ポルカドット」と呼ばれる水玉模様のケーキです。
ヨーグルトムースのベースに、マンゴーのムースでドット柄をあしらった、すっきり&爽やかなひと品。猛暑の厳しかった2018年の夏は、さっぱり味の「ポルカドット」に人気が集中したそうです。
パティシエ渾身のケーキは、シャルロットを筆頭に常時11~12種類。旬の素材で作られるため、店頭に並ぶケーキの多くは一カ月半で入れ替わります。たとえば「ショートケーキ」。ここでは“ショートケーキ=イチゴ”ではないんです!イチゴの旬が終わると、メロン・桃・巨峰へと続いていきます。
せっかくだから旬の味と季節ごとの新作をお目当てに、足繫く通いたいですね!
テイクアウトもイートインもどちらもOK!
ピンクの壁に描かれているのは、看板メニュー&お店のロゴにもなっているシャルロット。店名の「レ・ビアン・エメ」とは、“私の好きな物”を意味する造語なのだそう。
店内には、8席ほどのイートインスペースもあります。ショーケースからお気に入りのケーキを選んで、コーヒーや紅茶と一緒にどうぞ。夏のシーズンだけ味わえる「自家製アイスクリーム」を使った冷たいスイーツもお見逃しなく!
「パティスリー レ・ビアン・エメ」は、生菓子だけでなく焼き菓子も充実しています。シェフパティシエがフランス留学の際に学んだという「フランス郷土菓子」は、一年を通して21種ほど展開しているそう。贈り物や手みやげにもいいですね!
◼︎パティスリー レ・ビアン・エメ
住所:神奈川県横浜市中区石川町2-78-15
TEL:045-305-6840
営業時間:11~19時
定休日:火・水曜
text:清沢奈央
photo:岩田えり
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