小田原・ヨロイヅカファームへ!絶景と人気の限定スイーツを求めてお出かけ
石垣山一夜城と聞いて、ピンときた人はひょっとしたら“歴女”かも。豊臣秀吉が小田原北条氏を包囲するため、石垣積みの城を一夜で築いたように見せ掛けた歴史的な名所のこと。その石垣山の高台に、鎧塚俊彦シェフプロデュースのお店「一夜城Yoroizuka Farm(ヨロイヅカ ファーム)」はあります。
素材から手掛けるため、自家菜園とともにオープン
おいしいお菓子作りのために、素材から自分たちの手で作りたいという思いでオープンしたこちらのお店。自家菜園が広がる敷地の一角に、レストランとパティスリー、ブーランジェリー、直売所が集まっています。
入口からすぐの場所にあるのはパティスリー&ブーランジェリー。焼きたてのパンが20~30種も並び、石臼全粒粉のバゲット(380円)や、2種のチーズがどっさり入ったフロマージュ(280円)、お野菜のカレーぱん(320円)などが人気です。
レジの横にはケーキが並ぶショーケースが。都内の京橋や東京ミッドタウンのToshi Yoroizukaで購入できる定番メニューだけなく、早川レモンタルト(530円)などここでしか買えないケーキも並んでいます。
ブーランジェリーの奥は26席のこぢんまりとしたレストラン。ケーキ代+イートイン料(50円)で、ショーケースから選んだ好きなケーキをこちらでいただくことができます。ランチコースもあり、アミューズにパン、前菜、スープ、メイン、デザートまでと、優雅なランチタイムを過ごすのもおすすめ。
フォルムも味も芸術的!オンリーワンのスイーツを
一夜城をイメージしたフォルムがなんとも芸術的な「アシェット一夜城」(1100円)は、こちらのレストランでしか食べられないスイーツプレート。下からガトーショコラ、チョコレートクリーム、ビスケット、レモンクリーム、メレンゲが層になっていて、中にはフランボワーズソースが。脇には湘南ゴールドの皮を使った紅茶のアイスクリームが添えられています。レモンや湘南ゴールドといった柑橘類は自家菜園のものなんですよ。
柑橘類の爽やかな酸味と濃厚なチョコレートの甘みのバランスが絶妙で、一皿で満ち足りた気分に。このスイーツを食べに訪れる価値アリの逸品です。
お土産なら「一夜城ヨロイヅカロール」(1550円)がおすすめです。小田原名物のかまぼこに見立て、かまぼこ板にのったスタイル。たっぷりの生クリームとスポンジ生地の間にみかんジャムが塗られていて、みかんの酸味が味のアクセントになっています。
商品にも使われている果物などはマルシェ(直売所)で購入できます。小田原の農家からその日の朝に届いたものなど、新鮮な作物や加工品がいっぱい。
食べる、買うだけじゃない、絶景もお楽しみあれ
スイーツを食べて、買い物も楽しんだら、敷地内を散策してみて。柑橘類やベリー類の畑や果樹園が広がり、あちらこちらには間伐材で作られた動物のオブジェやブランコも。牧歌的でのんびりとした雰囲気に癒されます。
相模湾が一望できる開放感抜群の高台もあります。すぐ目の前に広がるのはみかん畑の緑!
有名シェフのスイーツ目当てに行くのはもちろん、ロケーションも最高の「一夜城Yoroizuka Farm」。箱根や湘南のドライブがてら、お出かけしてみては?
text:伊藤あゆ
photo:浦田真行
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