「厄切り」パワースポットに絶景に!疲れをリセットする5つの旅in静岡

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お疲れ気味の日々を、非日常の旅でリセットしませんか?ハサミをまつった厄切り神社に、老舗お茶屋さんの抹茶スイーツ、眠りに効く坐禅体験、海の中に出現する不思議な道、絶景の湖上ロープウェイ…と、お疲れモードの心に浸みる静岡県内の癒しのスポットを厳選しました。

Summary

ハサミで厄を切って、病気や悪縁ときっぱりサヨナラ!/神場山神社(御殿場市)

豊かな緑と清冽な空気に包まれ、パワーがもらえる神社。やってきたのは約1000年前の平安時代中期創建と伝わる、御殿場市の「神場山神社(じんばやまじんじゃ)」です。駐車場から二の鳥居をくぐり、森の中の苔むした石段を上っていくと、三の鳥居の向こうに本殿が見えてきます。

本殿左側の建物に大小さまざまなハサミが並んでいるのを発見。「神場山神社」は厄切りにご利益があるとされ、ハサミには病気や悪縁を絶つという意味があるそう。

元は木こりが山の安穏を願ってオノやノコギリを奉納したり、五穀豊穣を願う農民がカマを奉納したというのが起源。いつのまにか、厄切りとしてハサミが奉納されるようになったそうです。3cmほどの小さなハサミ形のお守り(500円)があるのもこの神社ならでは。

二の鳥居の近くにあるヒノキの御神木「よろこぶの木」。根本にある大きなこぶを3回なでて、その手で自分の体の悪いところをなでると病気が治ると伝えられています。こぶの木目はつやつやで、昔から病に悩むたくさんの人たちの思いを受け止めてきたことがわかります。

厄や悪縁を切ったら、お次は良縁を結びたいところ。本殿近くの藤棚は、上に向かって伸びることから「縁結びの藤」といわれています。厄切り絵馬(500円)に願い事を書いて、「縁結びの藤」の下に奉納しましょう。藤が白と紫色の花を咲かせるのは、5月上旬あたりです。

お参りとあわせて富士山を眺めて、さらにパワーを充電しましょう。神社にほど近い「友愛パーク・原里」は、グラウンドから遮ることなく富士山が見られる穴場スポット。グラウンドの外周は約500mのジョギングコースになっているから、富士山を見ながら軽くランニングしてみるのもアリ!
■友愛パーク・原里へのアクセス:神場山神社から車で約15分(御殿場市永塚431-4)

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お茶にリラックス効果がある⁉珠玉の抹茶スイーツでほっこり/真茶園(藤枝市)

つぶあん&抹茶バタークリームをサンドした「抹茶どらやき」(1個216円)。日持ちは10~14日間
つぶあん&抹茶バタークリームをサンドした「抹茶どらやき」(1個216円)。日持ちは10~14日間

お茶を飲むとほっとしますよね。これには科学的な理由があるんです。それは脳の興奮を抑え、自律神経を落ち着かせる働きを持つテアニンという成分がお茶に含まれているから。

お茶処・静岡県藤枝市にある創業200余年の製茶問屋「真茶園(しんちゃえん)」では茶葉はもちろん、抹茶スイーツも販売。生地にもバタークリームにも高級抹茶をたっぷり使った「抹茶どらやき」を、コクのある深蒸し茶に合わせていただけば、極上のティータイムが過ごせそうです。

江戸時代の寛政年間から8代にわたって続く「真茶園」。販売店と同じ敷地に製茶工場があります。製茶とは茶畑で採れた原料である荒茶の仕上げ加工をすること。おいしいお茶造りには製茶技術はもちろんのこと、原料の良し悪しを見極める仕入れが重要なんだそう。

全国茶審査技術競技大会という利き茶の全国大会で優勝した社長を筆頭に、工場長や工場スタッフも上位入賞者。確かな目利きでいい原料が仕入れられるから、おいしいお茶ができるんですね。

10年前に販売スタートした「抹茶どらやき」は、累計50万個を突破した大ヒット商品。ほかにも抹茶入りホイップクリームをサンドした「茶まどら」(1個216円)やロールケーキ、カステラ、サンドクッキー、チョコボールといった抹茶スイーツが揃っています。リラックスタイムのお供にも、お茶処・静岡のお土産にもぴったりです。

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睡眠の悩みには坐禅の呼吸法!“眠りの寺”で坐禅体験/可睡斎(袋井市)

静岡県袋井市の「可睡斎(かすいさい)」は600年の歴史を誇る、東海随一の禅の修行道場。お寺の名前の由来は徳川家康公にあるとか。御前で居眠りをはじめた11代住職の和尚に対し、家康公は親愛の心を感じ、「睡(ねむ)る可(べ)し」と言い、可睡和尚と愛称をつけ、寺号も「可睡斎」と改めたと伝わっています。

“眠りの寺”ともいえる「可睡斎」では、行事がない土曜に予約不要で坐禅体験ができる「土曜参禅会」を毎週行っています。坐禅の呼吸法は眠りにもいい影響を及ぼすともいわれているんですよ。

服装はスカートを避け、足を組みやすいパンツスタイルで。作務衣のレンタル(500円)もできます。足や手の組み方、上体の姿勢、口の閉じ方、視線の位置を教わりながら整えます。坐蒲というクッションをお尻に敷き、両膝とお尻の三点で上体を支えるので、自然と背筋がピン。呼吸法は息を残らず吐ききった後、鼻から吸い、ゆっくりと吐きます。吐いて吸っての1呼吸を15~20秒かけて、ゆっくり丁寧に。正しい姿勢で行うと自然とマスターできるようになり、なんだか心が落ち着いてくるみたい。

「自宅でもお風呂の湯船から上がる前に、リラックスした姿勢で1呼吸×10を行うと、よく眠れますよ」と教えていただきました。2分半ほどでできるので、ぜひお試しあれ。

直堂(堂内を監督する僧侶)が警策(きょうさく)を持って巡回します。警策は聖僧様からの励ましの意味。予告として右肩を軽く叩かれたら、合掌して首を左に傾け、警策を受けます。受け終わったら、合掌低頭して、もとの姿勢に戻します。

坐禅の時間は1炷(いっちゅう)と数え、お線香が燃え尽きる時間の40分ほど。土曜参禅会では、合間に堂内を静かに歩行する経行(きんひん)をはさんで、2炷行います。坐禅中もはじめはさまざまな思いが浮かんでは消えて…。でも姿勢と呼吸を意識しないでできるようになった頃には、心静かに、すっきりとした気分になりました。

ちなみにここは、東司(とうす)と呼ばれるトイレで、健康にご利益があるという仏像がまつられています。約80年前に造られた水洗トイレで、今も現役。坐禅体験をしたら、ここでも健康を祈願してみて。

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磯の道を通って秘密のデート。伝説の島の絶景に圧倒される/三四郎島(西伊豆町)

西伊豆町の「三四郎島」は沖合200mほどの場所にある伝兵衛島、中ノ島、沖ノ瀬島、高島からなる4つの島で、アングルによって3つに見えたり、4つに見えたりするのが名前の由来。干潮時、陸地と手前の伝兵衛島の間に幅約30mの磯の道が出現する「トンボロ現象」が見られるんです。

足をぬらさずに磯の道を歩いて島へ渡れるのは、潮位が30cm以下の時。10月~2月の日中は島へ渡れるほど潮が引くことはなく、3月~9月の日中は比較的チャンスが多め。西伊豆町観光協会のHPの潮位表を事前にチェックして、出かけましょう。

西伊豆町は日本の夕陽百選にも選ばれた美しい夕陽の町。茜色の空の下、海上に現れた道を通って小島へ渡る…こんなレアな絶景体験ができたら、元気がもらえそう!

「三四郎島」には中ノ島に隠れ住んでいた源氏の武者・三四郎と恋仲になった小雪という娘が引き潮の時を待って、会いに行ったという伝説もあるんです。夕焼けに染まった海に浮かぶ島々を見ていたら、そんなロマンチックな伝説にも納得。もし歩いて渡れる貴重なチャンスがあったら、恋人と一緒に渡ってみるのも素敵ですね。

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オルゴールの音色に癒される夕焼け空中さんぽ/かんざんじロープウェイ(浜松市)

日本で唯一という湖上を渡る「かんざんじロープウェイ」。浜名湖内浦にある遊園地「浜名湖パルパル」の乗り場から標高約113mの大草山山頂まで、車窓から絶景を眺める湖上さんぽを楽しみながら4分ほどで到着。

到着したら、「浜名湖オルゴールミュージアム」の屋上展望台へ行ってみて。こちらは入場無料で、360度開けた眺望が楽しめ、浜名湖を行き交う船や遠州灘、晴天の日は富士山まで一望!夕暮れ時は空も海もオレンジ色に染まって、一層きれいです。

屋上展望台にはオルゴールの原点であるカリヨン(組鐘)を設置。毎時00分に18個のベルによる自動演奏が聴けるんです。たとえば、9時は「静かな湖畔」、10時は「モルダウ」のように、季節や時間で曲目はいろいろ。カリヨンの心地いい音色を耳に、浜名湖の絶景を目にすれば、すっかりリフレッシュできそうです。

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text:伊藤あゆ
photo:浦田真行

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください

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