「絶景+アート+美食」六本木ヒルズで楽しむ贅沢フレンチ
現代アートが楽しめる「森美術館」や、東京の街を一望できる「東京シティビュー」など、複数の観光スポットがある「六本木ヒルズ」。今回フィーチャーするのは、その「六本木ヒルズ 森タワー」の52階にある「THE MOON Restaurant(ザ・ムーン・レストラン)」。名だたる作家のアート作品と、創意にあふれたフレンチのコースが楽しめるレストランです。お腹も心も満たされる、「THE MOON Restaurant」の魅力をご紹介します。
絶景とアート作品がワンフロアに。非日常空間を楽しんで
「THE MOON Restaurant」はフロアの奥側に位置し、手前にはアフタヌーンティーやカクテルを提供する「THE MOON Lounge(ザ・ムーンラウンジ)」があります。 海抜250mという高さにあるため、フロアに足を踏み入れると、美しい眺望が目に飛び込んできます。
「THE MOON Lounge」に、一層目を引くアート作品が展示されていました。
こちらは、ミラノ在住のアーティスト、廣瀬智史さんによる作品「ビーンズ コスモス(ムーン)01」です。アクリル樹脂の中に浮かんでいるのは、豆やパスタといった食材に、天然のミルキークォーツやゴールドなど。
ミルキークォーツには、人と人を結びつける作用があると言われており、「ビーンズ コスモス(ムーン)01」は、“楽しい会話が弾みますように”という願いが込められて作られているそう。
贅沢空間でいただける、お手ごろ価格のランチ
絶景やアート、こだわりのインテリアなど、ラグジュアリーな雰囲気のレストランですが、ランチはお手ごろ価格で楽しむことができます。
今回ご紹介するのは、ランチの人気コース「お肉料理メインの5品人気ランチコース」5346円(税・サービス料込)。写真は、チーズやバジルペースト、塩の結晶などをワンスプーンにおさめた「お口始め」。ふわっと消えていくかのような、繊細な舌触りを楽しめます。
栗のスープにあわ立てたコーヒーをトッピングし、香ばしさと苦味をプラス。ほろ苦い、大人な味わいに仕上げられています。
赤い粉状のものは、フランボワーズをフリーズドライにしたもの。フォアグラに少しつけるとアクセントになり、一口目から最後まで、新鮮な味わいを楽しめます。
「和牛のロースト」は、オススメの産地から仕入れた和牛を、季節の野菜と合わせて提供。産地は、日によって異なります。
絶妙に焼いた牛肉を、マデラソースや根セロリのピューレと一緒にいただきます。こちらの特徴は、銀杏や根セロリなど、この時期に旬を迎える食材が生かされていること。どのような食材も一流フレンチに昇華させる、シェフの腕前と発想に驚かされます。
デザートには、洋梨のケーキに、バニラアイスクリームやカリカリに焼いたアーモンドを添えたものを。デザートと一緒に、コーヒーもしくは紅茶、日本茶をいただくことができます。
ちなみに、使用される食材やメニュー内容は、定期的に変更になります。新たな味わいに魅了され、定期的に通いたくなりますね。
ディナータイム限定で見られるアート作品も
宇宙を含む森羅万象を「人類の営みが共在するような進化する自然として理解する」ことをテーマに活動されている、篠田太郎さんによる「月面反射通信技術」。こちらの映像は東京、イスタンブール、リムリック(アイルランド)、ボストン、ローマ、バーゼル(スイス)、ロサンジェルス、そしてシャルジャ(アラブ首長国連邦)で撮影された月で、ディナータイム限定上映のアート作品です。
窓の外に広がる夜景と、壁面に映し出された美しいアート作品は、昼間とはまたひと味違ったアーティスティックな空間です。
ディナーコースは8316円(税・サービス料込)~。店名にちなんで月をイメージしたオリジナルカクテルもおすすめです。
絶景とアート作品を眺めながら、美麗なフレンチをいただくという贅沢なひと時。「THE MOON Restaurant」でしか味わえない時間をぜひ体験してみて。
text、photo:緒方佳子
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