「五感北浜本館」の、ふわトロなデザートフレンチトーストがおいしすぎ
大阪市・北浜のオフィス街にある「五感 北浜本館(ごかん きたはまほんかん)」は、大正11年建築のレトロビルに入るパティスリー。国産の素材にこだわった、繊細でクラシカルなケーキや焼き菓子が人気です。大正時代の趣を残すサロンで、焼きたてのフレンチトーストやケーキを味わいながら、特別な時間を過ごしてみては?
気分は大正ロマン!優雅な雰囲気に浸れるティーサロン
扉を開けると、吹き抜けで解放感のある空間いっぱいに、ケーキやパンの焼ける香ばしく甘い匂いが広がります。それだけで何ともいえない幸せな気持ちに。
1階のショップから2階のティーサロンへと階段を上がります。かつては銀行として使われていた「新井ビル」の執務室がサロンスペース。いくつかの小部屋に分かれた空間には、大きな窓やクラシカルな調度類があり、大正時代の西洋建築ならではの上質な雰囲気が感じられます。
サロン限定の焼きたてフレンチトースト
一番人気は、お店で焼いた特製の食パンを、一晩プリン種に漬け込んで焼き上げたフレンチトースト。フライパンに蓋をしながらじっくりと時間をかけることで、水分を損なわず、ふんわりもっちりとした食感に仕上がります。焼き立ての甘い香りもたまりません。
フレンチトーストに添えられるフルーツは、その時々の旬の素材を厳選しています。
ドリンクセットは、コーヒーか紅茶から選びます。コーヒーは、お菓子によく合う豆を厳選。エチオピアとグアテマラのコーヒー豆をブレンドした、やわらかな甘みのあるブレンドコーヒーです。
デザートフレンチトーストは14時30分からのメニューですが、オープンから11時限定の「モーニングフレンチトースト」もあります。プレーンのフレンチトーストに、ヨーグルトとドリンクが付いて648円と、気軽な価格で食べられてオススメです。
パティシエ手作りのフレッシュなケーキたち
作りたてのケーキが一番おいしい状態で食べられるのも北浜サロンの魅力。五感の看板商品「お米の純生ルーロ」は、新潟産の米粉100%の生地に、生クリームとカスタードクリーム、丹波黒を巻き込みます。しっとりしたロールケーキの食感と、上品な甘さのクリームが絶妙なバランス。
クラシカルな見た目も美しい「サンマルク五感風」は、北浜本館の限定品。サンマルクとは、フランスの伝統的なケーキの一種で、バニラクリームと、スイートチョコムースの2層仕立てのケーキです。ふわふわのなめらかなムースが口の中でとろけます。
一人でくつろぐのもよし、友人同士やカップルでお喋りを楽しむもよし。少し日常から離れた世界へと連れていってくれる、優雅なティーサロンです。今回紹介したメニューのほかにも、キッシュやクロワッサンが楽しめるランチセットや、おみやげにもぴったりの焼き菓子などもありますよ。
Text:並河智子(ウエストプラン)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。