“焼き芋”がモダンスイーツに進化!冷めても美味しい銀座のつぼ焼き芋とは?
銀座で焼き芋?不思議に思ってのれんをくぐると、芋の焼ける匂いが立ちのぼる大きな壺がお出迎え。「銀座つぼやきいも」は焼き芋を洗練されたスイーツに昇華した、つぼ焼き芋の専門店。懐かしくも新しい味をご紹介します。
研究に2年!熟成芋と“つぼ焼き”が生んだ蜜の滴る焼き芋
焼き芋といえば、ふるさとの道で見かけた「石焼芋」を懐かしむ人も多いのでは?そんな素朴なスイーツである焼き芋を、モダンなスイーツへと昇華させたのが「銀座つぼやきいも」です。
しっとりした食感を極めた焼き芋を作るべく、茨城県産のサツマイモ「紅はるか」を熟成させます。さらに壺のなかで3時間程度、じっくり熱したのが「つぼやきいも」です。ポイントは芋の甘みを閉じ込めた蜜の量。焼き上がりの直前は、蜜が皮ににじむことも。
満足する味にたどりつくべく、2年間の研究を重ね、ついに完成。ホクホク感を追求した石焼き芋では難しかった、冷めてもしっとりとおいしい焼き芋をつくりあげました。
アイス焼き芋、焼きたて、1日置き。すべてが芋の魅力を引き出す
さっぱりした甘みが好きな人におすすめしたいのはアイス焼き芋。ひと口サイズの「ちいさいの」(250円)なら食べ歩きも簡単です。急速冷凍された蜜の多い焼き芋は、シャーベットのような歯ごたえのあと口の中でとろける、不思議な食感が魅力です。
焼きたての「まるごと」(700円)を、ふたつに割ると立ち上る湯気と甘い香り。ぱりぱりの皮とともに、とろりとした熱々の蜜が口に広がります。まるでキャラメルのような濃厚さを持ちながらも純粋な甘さは、食後に程よい満足を与えてくれます。皮の中で崩れてしまいそうな柔らかさは、壺で一つひとつ丁寧に焼き上げた証です。
焼き芋の甘さを一番感じたいならば、冷蔵庫で一晩寝かせるのがおすすめ。つぼやきいもの甘みが引き締まり、食べたときの風味が一層増します。レンジで温めれば、焼き立て同様の味わいも楽しめます。
焼き芋は日本のモダンなスイーツに!焼き芋の新時代を味わって
サツマイモのぽそぽそした食感が苦手な人でも食べやすい、蜜が決め手のしっとりした焼き芋。「こんな焼き芋食べたことない」と感激すること間違いなしです。
text&photo:宿木雪樹
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