三津浜でレトロさんぽ♪カフェ、洋館、雑貨店巡りでプチタイムスリップ気分
愛媛県松山市の西部にある「三津浜」は、レトロカフェや古民家、大正浪漫を感じる洋館などが点在し、レトロさんぽが楽しめる港町として人気を集めています。松山市中心部から、伊予鉄道郊外電車高浜線で15分ほどとアクセスも抜群で、観光客もひと足のばしやすいエリア。地元のおいしいものやアンティーク雑貨店なども忘れずにチェックしてみてくださいね。
「三津の渡し」でプチ船旅
三津浜の旅は、三津の対岸にある港山から渡し船に乗ってスタート!三津・港山間の80mを結ぶ「三津の渡し」は約500年前から運航されている渡し船。今でも市道の一部として住民や観光客に利用されています。
伊予鉄道港山駅から港山側の渡船乗り場までは徒歩2分ほど。乗船時間わずか3分の短い船旅ですが、船上からは三津浜の町並みや松山城を眺めることができて、旅気分が盛り上がります。乗船料が無料なのもうれしいところ。
「鯛メシ専門・鯛や」で、愛媛の郷土料理に舌鼓
プチ船旅を楽しんだ後は、地元でとれた天然鯛にこだわる鯛めし専門店「鯛メシ専門・鯛や」へ。鯛とお米を一緒に炊き込んだ、愛媛の郷土料理「鯛めし」をいただきましょう。
お店の建物は国の登録有形文化財にもなっている古民家・森家住宅。天保4年築の石庭や、座敷に並ぶ年代ものの調度品は港町の歴史を感じさせます。畳の上でお膳を並べて食べる非日常感に、期待が高まります。
「鯛メシ専門・鯛や」のメニューは鯛メシ膳(2160円)のみ。鯛のだしが染みこんだ鯛めしに、新鮮な鯛の刺身、あら汁など鯛づくしが味わえます。限定30食、要予約。
大正ロマン漂う「旧濱田医院」でアンティーク雑貨にひとめぼれ
木壁や土壁が残る路地を歩いて行くと、ひときわ目立つ洋風の建物「旧濱田医院」が見えてきます。
大正12〜15年ごろに産婦人科の病院として建てられた病院で、館内には調剤室や診察室、院長室など、病院として使われていた当時の面影が感じられます。現在は、部屋ごとにアンティーク雑貨店や古着店など個性的なショップが入店。レトロな雰囲気の館内で雑貨を吟味していると、時間を忘れてしまいそう。お店の開店時間は各ショップホームページなどをチェック。
■旧濱田医院
住所:愛媛県松山市住吉2-2-20
TEL:080-4154-3696(コトラボ合同会社)
営業時間:店舗により異なる
定休日:店舗により異なる
かわいいが詰まった「N’s Kitchen**&labo」でひとやすみ
旧濱田医院から一本北側の筋に入り、三津浜商店街へ。地元で人気のベーカリー&カフェ「N’s Kitchen**&labo」でおやつタイムを過ごしましょう!
扉を開けると、アンティーク家具に囲まれたかわいらしい空間がお出迎え。夫婦で営むお店で、パン作りは奥様が、カフェはご主人が担当。日替わりサンドハーフ(300円)、全粒粉入りチョコとくるみのスコーン(250円)など、見た目も味もこだわったパンと焼き菓子にテンションが上がります!自家製チャイ(450円)ほか、パンと相性バッチリなドリンクもぜひ。
■N’s Kitchen**&labo
住所:愛媛県松山市住吉1-3-33
TEL:090-1577-4114
営業時間:11~16時
定休日:日・月・木曜
「みつうつわ」で自分みやげをゲット
「N’s Kitchen**&labo」の数軒隣には、「みつうつわ」があります。米穀店だった店の風情をそのまま残した空間に、陶芸・銅・ガラスなど愛媛県内外11人の作家の作品がずらり。
もりたうつわ製作所のマグカップ(3300円)、丸板皿(3500円)。日常使いできるセンスのよい食器やアイテムが揃っていて、「あの料理に合いそう」「アクセサリープレート」と妄想が止まりません。お気に入りのうつわがきっと見つかるはず。
■みつうつわ
住所:愛媛県松山市住吉1-3-37
TEL:080-4037-7807
営業時間:11~17時
定休日:月〜水曜
個性豊かなショップが集まる三津浜は、おさんぽするのが最高に楽しいエリア。あちこちでかわいい猫に出会えるのも、港町ならではの風景です。道後温泉や松山城などの松山観光にプラスして訪れてみてはいかが。
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