愛媛の作り手×北欧のデザイン。「MUSTAKIVI」で愛媛のお茶を
松山城の麓にある観光通り、ロープウェー街。その通り沿いにある「MUSTAKIVI(ムスタキビ)」は、愛媛の作り手と北欧のデザインがコラボレーションしたオリジナル商品に出合えるお店。店内にはゆったりと愛媛のお茶を味わえるカフェやショップ、そしてギャラリーも。地元っ子が思わず自慢したくなる、愛媛の「いいもの」が詰まったお店をご紹介します。
元マリメッコデザイナー・石本藤雄氏プロデュース
「ムスタキビ」をプロデュースしたのは、愛媛県出身の石本藤雄氏。フィンランドのマリメッコ社でテキスタイルデザイナーとして長年活躍し、現在はフィンランドのアラビア社のアート部門で陶芸作品の制作に携わっています。
「和のデザインと北欧のデザインを融合させた日本人」として世界的に知られ、草木や花など身近にある「ささやかな美」を表現した作品でファンをとりこにしています。
松山城の石垣を望む茶房で愛媛のお茶を
茶房では石本藤雄氏の陶板作品を眺めながら、甘味とともに愛媛産を中心にしたお茶が味わえます。
愛媛の代名詞ともいえるみかんも一緒に楽しめるのが、濃抹茶アフォガード(972円)。愛媛産みかんが入った特製抹茶蜜柑ジェラートに、温かい濃抹茶をかけてトロリとしたところをいただきます。セットになっている愛媛県四国中央市新宮産のほうじ茶との相性も抜群!
餡×抹茶ラテ(680円)は、抹茶ラテにあんをいれたオリジナルメニュー。使われているあんは「薄墨羊羹」で知られる松山の老舗和菓子店「中野本舗」のこしあんなので、おいしさはお墨付き。混ぜながら味わうと抹茶の風味に濃厚なコクがプラスされ、思わずおかわりしたくなる絶品ラテです。
ワンランク上の愛媛みやげ探し
ショップには石本藤雄氏プロデュースのオリジナル砥部焼やお茶、和菓子が揃っています。
茶房でも使われている砥部焼のカップ(写真右)は、窯元「すこし屋」とのコラボレーション。「和」の雰囲気を携えながらも湯呑みとはどこか違う、独特の魅力に一目惚れ。洋食器との相性も抜群で、S・M・Lの3サイズ、全4色あります(2000円~)。
お店のシンボルマークでもある「お花モチーフ」の形をしたキュートな最中(1296円)は、「中野本舗」とのコラボレーション。つぶあん、こしあん、みかんあんの3種類あり、こしあんの皮は紅白の2色でお祝いの贈り物にも重宝します。
地下にあるギャラリー(無料)では、石本藤雄氏やゆかりの作家の個展が開催されています。2019年2月11日までは「石本藤雄展 MUSTAKIVI 2018-2019」が鑑賞できますよ。心地よく、どこか懐かしくもある石本藤雄氏の作品を鑑賞できるこのチャンスに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
MUSTAKIVI
住所:愛媛県松山市大街道3-2-27 美工社ビル1階&B1階
TEL:089-993-7496
営業時間:10~19時(木曜~18時)
定休日:火・水曜
Text:へんみけいこ
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