“美味しい”と“美しい”が詰まったカフェ体験。【カフェグラマ―きょん。の、あのカフェこの席14】
アンティークな装いをした“美しい”空間、提供される焼きたての“美味しい”ガレット&クレープなど、多彩な美が宿るカフェ「3épice(トロワエピス)」さん。歴史ある洋風建造物が立ち並ぶ、神戸・旧居留地エリアにあり、今春オープンしたばかりの新しいお店ながら、神戸のカフェシーンに欠かせない存在となっています。
ドライフラワーが彩りを添えるアンティーク空間。
場所は、旧居留地にある「KANJUビル」の3階。
初めてここを訪れたとき、ビル中にあると事前に知っていたため、比較的こじんまりとした場所を想像していたら、席数60席以上という、想像とは真逆の広々とした空間で驚きました。
温かい"いらっしゃいませ"の声と、店内を彩るドライフラワーの香りが迎えてくれるので、初めましての方も瞬間的にリラックスモードに。
生彩豊かなエレガントさと、アンティークアイテムが醸すカッコよさ。
対照的な美が生み出す化学反応に、 思わずうっとりです。
お食事にガレット、おやつにクレープを。
牛スジとこんにゃくを甘辛風味に煮込んで作る、神戸市長田区生まれのご当地グルメ"ぼっかけ"を合わせた、冬季限定ガレット。
さらに、フランス栗をプラスすることで上品な甘さが引き立ち、お互いがもつ味わいを衝突させることなく、一体感を生み出しています。
自家焙煎珈琲を使用して作るシロップをスポンジと合わせて、マスカルポーネをドンっと乗せたティラミススタイルクレープ。
生地のもっちりとした食感と、それぞれがもつ淡い甘さが合わさることで、立体的な味わいに。
こちらも冬季限定なので、お早めに!
座りたいあの席。
日中、柔らかい自然光に包まれた窓辺。
日没後はよりノスタルジックな空気に包まれるのだろうなと思っていたら、なんとこちらの席では、12月より始まる「神戸ルミナリエ」のイルミネーションも見えるそう。
なんと贅沢な席なのでしょうか。
過ごしているうちに、美的感覚が養われていく気がするのだけど、きっとそれは気のせいではない…はず。
また、「3épice」ではドライフラワーやチェアーの販売も行っているので、お気に入りが見つかればそのままお持ち帰りしてもよし。
ここで培った感覚を活かし、“オウチエピス”を再現したいということが、来年の目標です。
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