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THE・豪華絢爛。名古屋城の金ピカ「本丸御殿」見どころガイド

るるぶ&more.編集部 るるぶ&more.編集部
愛知県 See 城・城郭
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金のしゃちほこで有名な名古屋城は、名古屋 観光 には外せないスポット。2009年1月より復元工事がスタートした「本丸御殿」が、2013年5月の第一期公開、2016年6月の第二期公開を経て、2018年6月ついに復元完了!全貌が公開されました。「近世城郭御殿の最高傑作」とも言われた本丸御殿の、インスタ映えをはるかに超えたきらびやかな見どころをご案内します

Summary

名古屋城「本丸御殿」って、そもそも何?

本丸御殿は徳川家康の命により、初代尾張藩主・義直の住居かつ藩の政庁として慶長20年(1615)に建てられました。完成後には、義直と妻・春姫の婚儀もここで執り行われたそうです。ところが、何が気に食わなかったのか、義直は元和6年(1620)に「二之丸御殿」を築くと、すべての機能をお引越し。以降、本丸御殿は江戸の将軍が上洛する際の宿泊所としてのみ利用され、ほぼ開かずの御殿となりました。

昭和5年(1930)、名古屋城本丸御殿は城郭としての国宝第一号に指定されます。しかし、戦争による空襲で名古屋城の天守閣とともに焼失。このたび、戦災より70年以上もの時を経て、本丸御殿は往時の姿をそのままに現代へ復元されたのです。

名古屋城本丸御殿は、再建ではなく、復元です!ここまで復元できたのは名古屋市による詳細な調査や計測があったからこそ。障壁画も襖絵類は取り外され、別で保存していたため焼失を逃れ、700枚を超える記録写真も撮影されていました。こうして本丸御殿は忠実な復元が可能となったのです。

本丸御殿を見学するポイントは3つ!

その1 部屋のグレードアップ感を楽しむ

本丸御殿をざっくりエリア分けすると、「玄関・表書院」、「対面所」、そして最後に完成した「上洛殿・御湯殿書院」となります。「玄関・表書院」は、藩主が公務を行い、来客などとお会いする場所。「対面所」は、藩主がより身近な側近や親族と対面していた場所。「上洛殿・御湯殿書院」は、三代将軍・家光が京都へ移ったのに合わせて寛永11年(1624)に増築された、将軍の宿泊所です。

本丸御殿は奥に進むにつれ、パブリックからプライベートな空間となります。すなわち、奥へ行けば行くほど、位の高い人が使う=豪華なしつらいになっているのです。例えば、天井は格式の低い棹縁(さおぶち)天井から格式の高い格天井(ごうてんじょう)となり、さらに格縁が黒漆塗に、天井板は金箔が押され…と次第に豪華絢爛に。狩野派による障壁画も、「走獣 < 花鳥 < 人物 < 山水」の順番で格が高くなるため、部屋ごとに画題が異なるのがわかると思います。

その2 障壁画

本丸御殿の忠実な復元は建物だけではありません。襖絵や床の間絵、天井絵もまた、緻密に復元模写されているのです。かつての描画の工程の調査研究を進め、絵の具も当時と変わらぬ岩絵の具を用いています。しかも、それら障壁画のすべてが、ガラスケースの展示室ではなく、すぐ目の前に、隔てなく見ることができるんです!

その3 細部に用いられた金具類

いわゆる魚拓のような拓本や燃え残りの金具を参考にして、これらも忠実に復元されているんです。葵紋をはじめ、職人が手作業でひとつひとつ彫り込んだ、繊細で緻密な意匠の数々は、本当に圧巻でお見事です。

最も豪華絢爛な見どころは、上洛殿

三代将軍・家光の宿泊所として築かれた上洛殿。当然、最も格式高く、豪華絢爛に造られています。襖絵は水墨と金泥引で描く格調高い水墨画、花鳥風月をあしらった眩しいほどの彫刻欄間、上段之間には一枚として同じ絵がないという天井絵まで描かれています。まさに、贅の極み。しかし、もったいないことに、家光の後、幕末まで使われることはなかったそうです。

上洛殿の奥には、将軍専用の浴室である「御湯殿書院」と、清州城にあったという家康の宿舎を移築したと伝わる「黒木書院」があります。御湯殿書院は外で湯を沸かし湯気を中に引き込むサウナ式蒸気風呂。黒木書院は総檜造りの本丸御殿にあって唯一、松が用いられています。金ピカの上洛殿では、さすがの家光も寝られなかったため黒木書院で就寝した、なんてエピソードも伝わります。

最後はミュージアムショップでおみやげを

本丸御殿の上台所にあたる場所には、ミュージアムショップがあります。本丸御殿の障壁画が描かれたクリアファイルや一筆箋など、名古屋城らしい金色のグッズを豊富にラインナップ。名古屋の伝統的な技法で染めた布に、金のシャチホコをあしらった「黒紋付染めてぬぐい」(1404円)といった、ミュージアムショップオリジナルの商品も見逃せません。

2018年6月には「吸水コースター」(1枚1080円)が登場。麝香猫図(じゃこうねこず)や竹林豹虎図(ちくりんひょうこず)など、襖絵の動物&花鳥を描いた珪藻土のコースターがおみやげに人気です。尾張徳川家の威光を放つ金ピカ御殿は、おみやげ話にも、手みやげにも事欠かない名古屋の一大名所となりました!

■名古屋城(なごやじょう)
住所:愛知県名古屋市中区本丸1-1
TEL:052-231-1700(名古屋城総合事務所)
営業時間:9時~16時30分(本丸御殿・西南隅櫓は最終入場16時)
定休日:12月29日~1月1日
料金:観覧500円(中学生以下無料)

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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