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「チームラボ×高知城」 期間限定!幻想的な光のアート空間を体験レポート

るるぶ&more.編集部 るるぶ&more.編集部
高知県 See 城・城郭 城下町 プロジェクションマッピング チームラボ
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アーティスト、プログラマー、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家などから構成されるウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」が、1601年に建築され、日本三大夜城に数えられる「高知城」を光のアートで彩る「チームラボ 高知城 光の祭」が、2019年1月6日(日)まで開催中!いったいどんな幻想的な空間が広がっているのでしょう? オープン前日の内覧会で体験してきました。

Summary

1601年築の「高知城」を囲み呼応する、光の“タマゴ”たち!

「呼応する、たちつづけるものたちと木々」
「呼応する、たちつづけるものたちと木々」

まるで、「高知城」が卵を産み落としたかのような妄想を思わず駆り立てられてしまう…。こちらの光のインスタレーションは、「呼応する、たちつづけるものたちと木々」です。

「高知城」を取り囲む「二の丸」と「三の丸」エリアに数多く配置された、この卵のような形の物体は、人がふれるとさまざまな光の色に変化し、その色特有の音色を響かせます。そして、その光は周りの物体へと連続して呼応していき、「高知城」の石垣にまで呼応していくのです。

このアート展は、「志国高知 幕末維新博」の特別企画として実現しました。チームラボがこれまで取り組んできた、“街が街のままにアートになる”プロジェクト「Digitized City」のひとつとしてです。

記者会見で握手を交わす高知県副知事の岩城孝章氏と、チームラボ代表の猪子寿之氏
記者会見で握手を交わす高知県副知事の岩城孝章氏と、チームラボ代表の猪子寿之氏

チームラボ代表の猪子寿之さんは、「1601年に築かれた『高知城』という歴史的遺産で、現代的なアート作品を作ることで、過去と現代と未来をつなぐことができれば。そして、今生きている人もその時間の連続性の一部であり、普段はあまり意識することのない同じ空間にいる他者との連続性も感じられるはずです」と語ります。

鑑賞する人が卵のような物体にふれると、そこを起点に周囲の卵の色も変わり、遠くにいる誰かの目の前にある物体にも伝搬していきます。

そして同様に向こうから別の色の光が届くと、「あ、自分のほかに誰かいるんだな!」と、他者の存在を濃厚に感じることができます。

©チームラボ
©チームラボ

「高知城」の中に立ち入るだけでもワクワクが止まりませんが、その斜め上をいくスペシャルな体験も待っています。 

江戸時代には土佐藩主をはじめ限られた人しか登れなかった「高知城」の天守閣からは、なんと卵型の物体が呼応しあう光のインスタレーションを眺めることができるのです。

「高知城の石垣に住まう花と共に生きる動物達」
「高知城の石垣に住まう花と共に生きる動物達」

こちらは、「高知城」の石垣から天守閣の下の壁までを、Xを除くA~Zのアルファベットの頭文字で始まる動物たちが次々と練り歩くプロジェクションマッピング作品「高知城の石垣に住まう花と共に生きる動物達」。

動物の体には花々が咲き誇り、観ている人が動物に近づけば、その花は散っていきます。その花がすべて散ると動物は消えてしまうという、なんとも儚く幻想的な作品です。

“超主観主義”⁉ 襖に描かれた3次元の波

「Waves of Light of Kochi Castle」
「Waves of Light of Kochi Castle」

「高知城」は、日本で唯一、天守閣だけでなく本丸全体の建物がほぼ完全に現存する貴重なお城。その本丸と二ノ丸を結ぶ渡り廊下の襖(ふすま)に、波を描いたインスタレーションが「Waves of Light of Kochi Castle」。

襖は二次元ですが、そこに描かれた「波」は、三次元の水の動きとして映像で立体的に表現されていて、あっと驚かされます。

どの位置から鑑賞しても、自分が作品の中の登場人物になったかのような“超主観主義”の視点をもてるのが、この作品を含めたチームラボの作品に共通する特徴なんだとか。

襖の中の「水」は、無数の水の粒子の連続体で表現されています。そして、水の粒子の挙動で線を描き、三次元上の波の表層に線を描いているのだとか。立体的に描かれた線の集合を、チームラボが考える「超主観空間」によって平面化し、映像作品にしているのだそう。

ずっと作品を眺めていると、まるで、襖の中の「線」の集合体が、命を宿した生き物のように思えてくるから不思議です。

前近代の日本の絵画において、山や川などの自然は、線の集合体として表現されることが多く、「もしかしたら彼らには、世界はまるでこのように、生き物のように見える線のように見えていたのではないだろうか?」という、チームラボの問いから生まれた作品です。

坂本龍馬や板垣退助が草原の中で歩き出す⁉「お絵かき龍馬たち」

「お絵かき龍馬たち」
「お絵かき龍馬たち」

今回どうしても実現したいと、チームラボたっての希望で実現したインスタレーションが、「お絵かき龍馬たち」。

坂本龍馬や、坂本乙女、板垣退助や長宗我部元親ら歴史上の人物を、鑑賞者が自由に色付けし、それが草原の画面の中で命が吹き込まれ、自由に歩き始めます。

“彼ら”は、触れると驚いて、さまざまなアクションをします。

「見る人が、この国や高知をつくってきた人物を描くことで、より歴史や過去に興味をもつきっかけになれば」と猪子さん。

これまでアートプロジェクト「Digitized City」で、川や神社、水族館をアートで彩ってきたチームラボですが、「高知城」のよう広範囲に過去の状態のまま残る文化的な遺産を舞台としたのは、初めての試み。

だからこそ、過去から現在、未来にいたるまでの長い時間の連続性を体感できるアート作品となっています。鑑賞する者自身が、「この遺産を未来に引き継いで、また何かを創っていくのだ」という想いと感覚を研ぎ澄ますことができる、そんな体験が待っているはずです!

■「志国高知 幕末維新博」特別記念 チームラボ 高知城 光の祭
開催期間:2018年11月22日(木)~2019年1月6日(日)
時間:17時30分~21時30分(最終入場21時)
料金:大人1500円、中高生900円、小学生500円
問合先:0120-156-507(平日9~17時)

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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