クラシカルな町並みをてくてくと!みちのくの小京都・角館で和モダンさんぽ
江戸時代の情緒が残る武家屋敷と、近代に造られた蔵が立ち並ぶ角館。町並みの美しさは「みちのくの小京都」とよばれるほどです。和モダンなカフェやショップを見つけるのも楽しみ。黒板塀が張りめぐらされた武家屋敷通りを、ゆっくり散策してみましょう。
武家屋敷石黒家
座敷に上がれるのはここだけ!格式ある武家の暮らしが垣間見える
江戸末期に作られた建物で、角館の現存する中で最も古い屋敷。座敷に上がって見学できるのは、角館の武家屋敷のなかでもここだけなので、武士の暮らしをじっくり観察してみましょう。由緒ある屋敷なので、格式高い雰囲気に背筋がピンと伸びるような気持ちになりますよ。武具甲冑類、「解体新書」などの古文書も展示されていて興味深いです。
角館歴史村青柳家
敷地は約3000坪!カフェ&ミュージアムなど見応えたっぷり
約3000坪もの広々とした敷地に、鎧や刀が展示された武器庫や、焼き物や押し絵などが展示された武家道具展示館、アンティークなど、さまざまな展示があり見応えたっぷり。カフェやみやげ物店もあるので、ひと休みするのにもピッタリです。
角館しちべぇ
地元に伝わる伝統の味をランチで!蔵座敷も用意された趣ある食事処
武家屋敷通りの入口にあり、地元の味を楽しめるお食事処。隣接する工場で作られた豆腐や、青豆を練り込んだ独自の稲庭うどん、秋田のブランド比内地鶏など、こだわりの食材を生かしたメニューがおすすめです。蔵座敷を備えた、趣ある和風建築もステキです。
角館の革館
ピンクの館に目が釘付け!こだわりレザーのアトリエをチェック
もうひとつの武家屋敷通り・田町武家屋敷通りを歩いていくと、ひときわ目を引くピンクの洋館が現れます。ここは、オーナーの美しい革へのこだわりから生まれたレザーアトリエ。財布やバッグなどさまざまなレザーアイテムのほか、アートギャラリーには、オーナーの作品も展示販売されています。個性的なレザーアイテムの数々は、見ているだけでも楽しめます。
安藤醸造本店
風情たっぷりの赤レンガが映える、アンティークな蔵の中には何がある?
嘉永6年(1853)に創業した、しょうゆと味噌の醸造所です。老舗らしい店構えと、レンガ造りの蔵が印象的。蔵座敷は無料で見学できるので、ずらりと並んだ襖絵(ふすまえ)の美しさを見ておきましょう。文庫蔵では、ここで作られた味噌を使った味噌汁や、いぶりがっこなどのお漬物の試食ができるので、ぜひお試しを。
プチ・フレーズ
ほっくり甘~い大粒和栗を使った、絶品モンブランをめしあがれ
桧木内川近くにあり、春には桜並木を一望できるカフェとスイーツのお店。地元の食材にこだわり、秋田県産の和栗・西明寺栗を使ったスイーツがイチオシです。なかでもモンブランは控えめな甘さで、何個でも食べられそうなおいしさ。マロングラッセや栗の入った焼き菓子などは、おみやげにしても喜ばれそうです。
角館武家屋敷は、春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の美しさが見られるスポット。次は違う季節に訪れてみるのもおすすめです。
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