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2018年11月オープン!ルイス・C・ティファニーのギャラリーでアートなひとときを

るるぶ&more.編集部 るるぶ&more.編集部
北海道 See 美術館
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旧北海道拓殖銀行小樽支店のレトロな建物をそのまま利用した似鳥美術館。世界の美術品、工芸品などを集めた美術館の1階に、2018年11月あの有名ジュエリーブランド、ティファニー創立者の息子、ルイス・C・ティファニーのギャラリーがグランドオープン!見た人を魅了する彼の作風やギャラリーのみどころをいち早くご紹介します。

Summary

光の魔術師ルイス・C・ティファニーってどんな人?

作品:十字架の天使、制作国:アメリカ、時代:1900~1905年頃、Tiffany Studios制作
作品:十字架の天使、制作国:アメリカ、時代:1900~1905年頃、Tiffany Studios制作

ルイス・C・ティファニー(以下、ルイス)は、女子なら一度は憧れるジュエリーブランド、ティファニーの創立者を父に持つガラス工芸家。1900年代にアメリカで活躍したアール・ヌーヴォーの第一人者で、宝飾デザイナーやアートディレクターの肩書も持つ多才な芸術家としても知られています。幼い頃から本物のアートにたくさん触れ、目が肥えていた彼の作品は、ティファニーのジュエリーと同じく女子の心をきゅんとさせるものばかり!

まるで教会にいるかのような気分に。館内の楽しみ方

ルイス・C・ティファニー ステンドグラスギャラリーには、約32組の彼の作品が展示されています。そして、その多くはアメリカ、ニュージャージー州にある教会の窓に、実際に飾られていたものばかり。ステンドグラスから漏れる光が幻想的な空間を作り出し、まるで海外の教会にいるかのような気分にさせてくれます。「感じるままに彼の作品を堪能すること!」だけでも充分に楽しめますが、彼の作風やその背景を知りながらじっくり細部まで見てみると更にその美しさを感じることができますよ。

作品名:希望、制作国:アメリカ、時代:1900~1905年頃、Tiffany Studios制作
作品名:希望、制作国:アメリカ、時代:1900~1905年頃、Tiffany Studios制作

ルイスの特徴は、ずばりガラス!一般的なステンドグラスは、様々な色の平らなガラスに顔料で絵付けをしますが、彼は絵付けをほとんど行わずに、乳白色のオパールセントガラスや、玉虫色に発色するファヴリルーガラスなどのガラスを使い、作品を仕上げます。ガラス本来の色やグラデーション、質感を活かし、陰影をもたらすのが彼の作品の大きな特徴なのです。

自らが工場を持つルイスは、それまで存在していたガラスを様々に改良したり、全く新しい発想でガラスを製造したりと試行錯誤を繰り返し、独自のガラスを製造しました。このガラスは一般的なガラス作家の手にはなかなか届かなかったため、贅沢に使われている作品は貴重なのだとか。偉大な父の財力に支えられていたルイスだからこそ成し得た作品だと言われています。美しいグラデーションをぜひ間近で堪能してみてください。

これは見て!陰影の表現が素敵な一枚

作品名:世の光 ドアをたたくキリスト、制作国:アメリカ、時代:1910年頃、Tiffany Studios制作
作品名:世の光 ドアをたたくキリスト、制作国:アメリカ、時代:1910年頃、Tiffany Studios制作

キリストが手に持つカンテラの灯りが、手元から身体、顔へと広がっている様子が鮮明に表現されている作品。ルイスの得意とした陰影の表現が存分に使われ、キリストの身体や服のしわも、ガラスとは思えないほどリアルに再現されています。ギャラリー内は、撮影が禁止なのでしっかりと目と心に焼き付けて帰ってくださいね!

まだまだある!似鳥美術館の貴重な作品たち

展示場所:似鳥美術館地下1階「ランプの森」
展示場所:似鳥美術館地下1階「ランプの森」

ルイス・C・ティファニー ステンドグラスギャラリーがある似鳥美術館は、ほかにも訪れたら見て欲しい作品がたくさんあります。横山大観やルノワール、岸田劉生、高村光雲など小樽が栄華を誇った19世紀後半から20世紀前半の国内外の美術品、工芸品が集まっています。数ある名作品の中から、その一部をご紹介します!

作品名:滝風景文ランプ 制作国:フランス 時代:1902~1931年頃 作者:エミール・ガレ 展示場所:アールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリー(似鳥美術館地下1階)
作品名:滝風景文ランプ 制作国:フランス 時代:1902~1931年頃 作者:エミール・ガレ 展示場所:アールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリー(似鳥美術館地下1階)

色とりどりで美しく輝くランプが集まる「ランプの森」。写真は、その中のひとつ、フランス出身のガラス作家で有名なエミール・ガレの作品です。透明なガラスの素地に、色の異なるガラスを重ね、酸で腐食させることで模様を浮き上がらせています。傘には自然風景が、柄の部分には森の中に流れる滝が描かれています。1867年に開かれたパリ万博により電球が一般公開され、偉大な新発明を芸術品にも!という想いから生まれたランプたちは、ひとつひとつに当時の芸術家たちの熱い思いが詰まっています。


ルイスの世界が再現されたルイス・C・ティファニー ステンドグラスギャラリーをはじめ、20世紀前半に建てられたレトロ建築のなかで、同時代に作られた世界の名作品に包まれることのできる似鳥美術館。ノスタルジックな小樽の街並みに佇む、魅力がぎゅっとつまった美術館は、ぜひ一度訪れてみて欲しいスポットです。

テキスト:「るるぶ北海道」編集部

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