これが噂の“青いタコス”!メキシカン好きなら食べるべき本物のおいしさ

これが噂の“青いタコス”!メキシカン好きなら食べるべき本物のおいしさ

食・グルメ メキシコ料理 オーガニックフード 東京都 るるぶ&more.編集部
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東京・上馬にある「LOS TACOS AZULES(ロス・タコス・アスーレス)」は、今までのタコスのイメージをくつがえすメキシコ料理専門店です。こちらでいただけるのは“青いタコス”。“青いタコス”の秘密を探るべく、実際にお店に行ってみました。

Summary

貴重なメキシコの在来種のトウモロコシを手間暇かけて製粉

早速オーダーしたのは、見た目にも色鮮やかな“青いタコス”たち。実は私たちが普段食べているカリカリのタコスは「ハード(タコス)」と言って、アメリカ生まれのもの。メキシコでは、トウモロコシの実を製粉し練りあげて生地にしたものを焼いた「トルティーヤ」が一般的。しかも、挟まっている具もバラエティ豊かなのだとか。

トルティーヤが青い理由は、メキシコから取り寄せたトウモロコシの実自体が青いから。遺伝子操作されていない貴重な在来種を使用しているため、この独特な青さなんです。

この“青い”トルティーヤを作り出したのは、お店のスタッフ、マルコさん。日本に留学した際、レベルの高い食文化に感動したのをきっかけに、母国メキシコに戻ってから伝統的なメキシコ料理を日本料理のレベルで作ってみたいと研究を重ねたのだそう。

そして「ロス・タコス・アスーレス」をオープンするにあたって、わざわざ貴重なメキシコの在来種「ブルーコーン」を取り寄せ、最も伝統的な製法を経て、生地から手作りしています。

製法にこだわった“メキシコのタコス”はバラエティ豊か

今回注文したタコスの具材は、週末に頼めるカジュアルなアラカルト(平日は夜の「おまかせコースのみ」。

メキシコの定番でもある燻製にした豚肉のコンフィ「カルニタス」(600円)や、ブロッコリーのフリッタータ(450円)、自家製チョリソとポテトを炒めた「パパス・コン・チョリソ」(380円)、サボテンが入ったオムレツ(450円)、砂肝とピーマンのゴマペースト炒め(380円)といった具合に、今までタコスとして食べたことのない具材がふっくら焼きあがったトルティーヤに挟まっています。

タコスのなかでも特に代表的だという、豚肉のコンフィを挟んだ「カルニタス」を実食。豚肉のおいしさはもちろんですが、とにかくトルティーヤのおいしさにびっくり!ふっくらとしていて、口いっぱいにトウモロコシ特有のほんのりした甘さが残ります。

そんな伝統的なタコスには合うのが、「サボテンのジュース」(900円)。愛知県産の食用サボテン(うちわサボテン)をスムージーにしたジュースは、アクセントにイタリアンパセリと少量のハバネロが入っています。

飲んでみると、アロエジュースに近いクセのない味で、一緒に入っているサボテン独特の青っぽい後味がおもしろい!飲みやすくするために、みかんの生搾りと割っています。

ホワイト&ブルーの清潔感に満ちた店内は居心地も快適!

店内も、また私たちがイメージするメキシコ料理店のイメージを覆す、シンプル&クリーンな雰囲気。こちらもマルコさんをはじめとするスタッフが、ステレオタイプのメキシコではなく、メキシコのクールなところやセンスのいいところに、日本的な要素を取り入れています。

ホワイトとブルーに塗り分けられた壁は大きな窓から入る外光でより明るく見え、ウッドの長いカウンターが “お寿司屋”を連想させると感じる人が多いのだとか。

暖かくて穏やかな日には、道に面した窓を開けるなど、店構えからしてオープン&フレンドリーな「ロス・タコス・アスーレス」。三軒茶屋駅からは徒歩約10分の静かなエリアにあり、街の喧騒から離れてゆったりした時間が過ごせそうです。

見た目のインパクトとは違い、実はとっても伝統的で家庭的なメキシコ料理ともいえる “青いタコス”を味わってみてください。その優しいおいしさに(顔は青くなりませんが)びっくりすると思いますよ。

Text:古谷 シゲユキ(シャガデリック)

●掲載の内容は取材時の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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