食・グルメ
2019.01.08
週末はおいしいドライブ。お目当てはかやぶき古民家のベーグルランチ
神戸・三宮から車で約30分。のどかな田園風景が広がる北区淡河町に、素材にとことんこだわったベーグルをいただける「はねとね」があります。お店は神戸市の文化財に登録されている、かやぶき屋根の古民家。260年以上の歴史を刻んだ古民家の座敷や縁側でベーグルを食べながら、のんびりとした時間を過ごせます。
Summary
まんまるでかわいいベーグルは、食感、味ともにGood！
「はなとね」のベーグルとスチームベーグルは合わせて15種類以上。そのすべてに卵は入っておらず、乳成分も一部のベーグルに使われているだけ。「アレルギーのある人にも美味しいベーグルを」を原点に、厳選した素材で丁寧に作っています。
手に持つとずっしり重みを感じるベーグルは、北海道産小麦粉ハルユタカを使っています。硬すぎず、柔らかすぎず、しっとりもっちりと焼き上げるのは、パン職人のご主人の腕前です。
写真はオーガニックのチョコチップを使ったチョコ＆チョコ。やわらかな甘さとカカオの風味がベストマッチ！そのままでももちろん、何をサンドして食べようか考えるもの楽しくなります。
ふんわりもちもちのスチームベーグルはやみつきに
スチームベーグルは米粉の蒸しパンです。近所の田んぼで作られたお米が原料で、米粉の持ち味を生かしたやわらかくて弾力のある生地が特徴です。「ほうじ茶くるみ」に使われているほうじ茶は、地元母子（もうし）地区のもの。どれも小さめサイズで甘さ控えめ、小腹がすいたときにぴったりです。
材料にこだわったベーグルサンドがとってもおいしい！
いよいよお目当てのベーグルランチ。4種類のベーグルサンドの中から、マクロビのレシピをアレンジした「くるま麩のベーグルサンド」を選びました。たっぷりの具を挟んだベーグルのボリュームにびっくり！口をめいっぱい開けてかぶりつきます。
大きなくるま麩を生姜をきかせたニンニク醤油のだしに浸してもどし、カリッと揚げています。くるま麩からじゅわっとあふれるだしの旨み、そしてアボカド、トマト、シソなどの野菜にかけた、自家製の柑橘酢と豆乳マヨネーズがさわやかです。ボリューム満点ですが、女子でもぺロリと食べられます。
築260年以上の古民家で、ゆっくりのんびり昼下がり
お店は玄関で靴を脱いで入るスタイル。雰囲気のある母屋には、入り口近くにレトロな雰囲気のソファ席、その奥には畳の席があり、どちらものんびりできることを考えられた素敵な空間です。縁側で自然の風を感じながら過ごすのも素敵ですね。
縁側から見上げると、かやぶき屋根の軒がとってもきれい。目の前には広い芝生の庭、中庭は日本庭園、そして外に広がる里山の景色を楽しめます。
代々の主が大切に住んできたかやぶきの古民家を受け継いで、こだわりのベーグルを作る夫婦の姿勢がそこかしこに感じられるお店です。
「また食べたい」「この空間で過ごしたい」と思わせてくれる素敵なお店を目指して、この週末、ドライブしてみませんか。
text:松田きこ(ウエストプラン)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
この記事を書いた人
