中目黒「Na Camo guro (ナカモグロ)」で鴨肉のすき焼き!?食べるだけでキレイに!
中目黒の駅近、だけど隠れ家的な雰囲気の漂うお店が「Na camo guro(ナカモグロ)」。こちらは、上質な鴨肉を使った料理をワインや日本酒とともにいただけると、グルメな人たちの間でも話題のお店です。数ある鴨料理の中でも、特に人気が高い看板メニューが「鴨すき(鴨肉のすき焼き)」。その濃厚な味わいは、多くの食通も太鼓判を押すおいしさなのだとか。
この「Na camo guro」で使用している鴨肉は、山形にある自社鴨農場で、甘みのある山形米を飼料として飼育されたもの。一般に流通しない高級食材とも言える合鴨肉を、お手頃な価格でいただけるのが大きな魅力になっています。
通常の「すき焼き」はまず肉を焼いたのちに野菜や割り下などと一緒に煮込んでいきますが、この「鴨すき」は煮込まないからこそ“鴨肉”の濃厚なおいしさをダイレクトに味わうことができます。
この「鴨すき」は、全8品からなる「鴨すきコース」(5000円/人)のスペシャリテ(メイン)。しかも、スタッフが各テーブルで丁寧に焼いてくれ、食べ頃を見計らって取り分けまでしてくれる嬉しいサービス付き。
鉄鍋には油を引くこともなく、鴨本来の溢れ出る脂のみで調理されていきます。合鴨肉の脂はコレステロールを下げる働きがあるとされ、鉄分も豊富。また合鴨肉は融点(脂の溶ける温度)が低いので、脂肪として体内に蓄積されにくいのも特徴。食べるだけでキレイになる「ビューティーミート」とも言われているそう。
まずは鴨のムネ肉をソテー。その後、溢れ出てくる脂を使って、ネギやエリンギなどを炒めていき、濃厚な卵黄が入ったつけ汁に浸けていただきます。
プリプリで厚みのあるムネ肉は、鶏のものとは明らかに違う弾力ある歯ごたえ!野性味溢れる味わいは「今、お肉食べてます!」という充実感の高いもの。またお野菜類も鴨の脂の旨みがのって、ペロリといただけちゃいます。
サイドメニューも鴨肉のおいしさを堪能できるメニュー
「Na camo guro」では、「鴨すき」のほかにも人気のメニューがたくさんあります。こちらは、合鴨肉をフライした「フライドケンダッキー」(2本 / 600円)。鴨だけに「ダッキー」というネーミングセンスがGood!カリッと揚げた合鴨肉を複数の唐辛子で味付けしたスパイシーな1品です。唐辛子特有のホットな味わいは、ジューシーな合鴨肉にぴったり。
またムネ肉、モモ肉、つくねの「鴨串焼き3種」(1000円)は、合鴨肉をさまざまな角度から楽しめる1品。味のアクセントにオレンジマスタードを付けてもおいしいですよ。
また、「Na camo guro」では、ソムリエが監修したワインが充実しているのも特徴。合鴨肉のおいしさを引き立てるワインを数多く取り揃えています。
お店のスタッフに「鴨すき」に合うワインをセレクトしてもらったのが、南アフリカ産「デイビッド アンド ナディア」の「シーブリッツクルーフ・ピノタージュ」(グラス1100円、ボトル8000円)。
ワイン業界では“新世代”と言われる自然派生産者が作る赤ワインは、ナチュラルなのにしっかりした葡萄本来の強さがあり、合鴨肉のインパクトに負けない1杯なのだとか。合鴨肉特有の脂との相性もいいので、ついついもう1杯オーダーしたくなります。
高級感のある落ち着いた雰囲気の店内は隠れ家のよう
「Na camo guro」はおいしさだけでなく、ダウンライトの照明で落ち着いた大人の雰囲気も感じられます。キッチンを取り囲むように大きなL字型のカウンターが配置され、“魅せるキッチン”で料理が作られている姿を眺めながら会話が楽しめますよ。
上質な合鴨肉を使った料理を、お手頃価格で味わえる「Na camo guro」。21時までは、「鴨すき」コースと季節ごとにメニューが変わる「旬の食材」コースのみの設定になっています。
住所を頼りに行っても、最初は入口が見つけづらいかも。でもそんな隠れ家的要素も含めて、わざわざ食べに行く価値あり!中目黒のお気に入り店の1つに加えてみてはいかが?
Text:古谷 シゲユキ(シャガデリック)
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