アイドル猫ちゃんたちに会いに行く!築100年の京町家猫カフェ
京都市上京区、織物の町として栄えた西陣の機織り工房の跡地に、居心地のよい猫カフェ「京町家猫カフェ キャットアパートメントコーヒー」があります。15匹いる猫ちゃんの暮らしぶりは、お店のツイッターで毎日投稿されていて、全国に広がる“推しにゃん”のファンたちが見守っているそう。そんなアイドル猫ちゃんたちのリアルな暮らしぶりを見てみましょう。
「京町家猫カフェ キャットアパートメントコーヒー」があるのは、京都御所の西、堀川通りと一条通りの交差点を西へ3分ほど歩いたところ。
コーヒーカップの帽子をかぶった猫ちゃんの看板が目印!こちらのイラストを描いたデザイナーの萬野裕美さんが、お店のオーナーです。
細長い路地を通って、店内へ。
1階は、待合室兼猫グッズが集まったショップ。ここでまず、猫カフェのルールを読んでから利用時間やコースを選んで受付を済ませます。
2階は定員10名まで。予約はできないので、空きが出るまで1階で待ちます。休日などは案内に時間がかかる場合もあるので、本などを持参して行くとよいかも。
この日は、60分のドリンクパック(1500円)をチョイス。ドリンクは、カフェオーレやヘーゼルナッツオーレやホットチョコレート、キーウィソーダなど20種類以上の本格的なメニューから選べます。腕に終了時間を書いたリストバンドを巻いてもらって、いざ2階へ!
かわいすぎ!会いに行けるアイドル猫ちゃん
2階の扉を開けると、思い思いの姿でくつろぐ猫ちゃんたち。はやる気持ちを抑えて、まずは手洗いと消毒。ここで荷物も預けます。
大正時代に建てられた、築100年の京町家でのんびり過ごす猫たちの姿は、どこを切り取っても絵になります。
オリジナルデザインのマグ「WALL MAG SLEEK(ウォールマグスリーク)」に入れてもらったコーヒーに興味津々なのは“豆もち”くん。ぺたんと折れた耳がとってもかわいらしい、スコティッシュフォールドの男の子です。
コーヒーは、関西のスペシャルティコーヒーのパイオニア的存在でもある長岡京市「ウニール」の自家焙煎コーヒーをフレンチプレスで淹れたもの。安定の味わいです。
おもちゃのトンネルに頭だけ突っ込んだ“あずきちゃん”を激写!ぺちゃんこの顔に愛嬌のある表情がなんともかわいいエキゾチックショートヘアの女の子。
日なたでじっと待っていたら、メインクーンの“ルチカちゃん”がそっと寄り添いにきてくれました。アイドル猫ちゃんたちが自由気ままに過ごせるように、向こうから膝に乗ってきてくれたときのみ“なでなで”してもOKの猫ファーストなルールをクリアです!
萬野さんの膝で満足げな表情を浮かべる人気ナンバーワン猫、マンチカンの“ウニちゃん”。短いあんよでよちよち歩く姿を見ているだけで癒されます。
ちょっぴりやんちゃなロシアンブルーの“ロイ”くんは、とっても人懐っこい男の子。背中の上でも王様の貫禄です。
運がよければ見ることのできる「おやつタイム」。ぐるりと並べたおやつに集まる姿がなんともかわいい!
お行儀よく食べる姿もアイドル猫だけあって、お上品。60分の時間は、あっという間に過ぎていきます。
1階で猫グッズのお買い物
猫とのふれあいタイムが終わったら、1階でお買い物。オーナーがデザイナーさんなだけあって、セレクトされているのは、ただカワイイだけじゃない猫グッズ。
作家の白石チエさんの陶器のブローチや、goronekoさんの刺繍ブローチは、「キャットアパートメントコーヒー」の猫をモデルにしたオリジナル作品。“推しにゃん”グッズは、ついつい欲しくなってしまいます。
2階のカフェでも使用されているウォールマグスリーク(タンブラー)やスマホケース、キーホルダーなどのオリジナル商品もとってもキュート。
ツイッターで見て憧れて、会いに行ってまた会いたくなる、まさにアイドル猫たちが暮らす「京町家猫カフェ キャットアパートメントコーヒー」。猫好きならば、一度は訪れたい猫の楽園です。
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Photo:瀬田川勝弘
text:小西尋子