「博多ねりもん屋 つくねスタンダード」にはもう行った?福岡新名物のカラフルつくねに夢中!
水炊きに焼き鳥など、おいしい鶏料理の宝庫・福岡。中でも、2017年に開店して以来、瞬く間に人気となった新名物をご存知ですか? お店の名は「博多ねりもん屋 つくねスタンダード」、略して“ツクスタ”。色も味わいも異なる、カラフルポップな“つくね”を楽しめる、新感覚の専門店です。その数なんと、26種類。さぁ、あなたのお好みはどの“つくね”?
路地先の2階にある、アトリエのような専門店
グルメやファッションのトレンドがいち早く集まる、福岡市の中心部・大名。「博多ねりもん屋 つくねスタンダード」は、大名のメインストリート・西通りから一本入った路地の先。よく目を凝らして、その入口を見つけてください。
キィッ、と木の扉を開き、細い階段を上った先には、まるでアトリエのようなスタイリッシュな空間が広がっていました。広々とした空間の中央に据えられた、大きなダイニングテーブル。おしゃれなキューブソファを配したテーブル席が、その周りを囲んでいます。
まるで“生つくね”!? 食感に驚く秘伝の味
看板メニューのつくねは、タネ作りから焼き上げまで一つ一つ手仕込み。九州産の地鶏と糸島産の新鮮な卵など、厳選に厳選を重ねた良質な素材のおいしさを封じ込めます。
素材の配合やタネをこねる時間、焼き加減など、あらゆる工程で試行錯誤を重ねて完成したつくね。柔らかくなめらかな口当たりとジュワリとあふれ出る肉汁が何よりの自慢です。あまりに柔らかいため串に刺すことができず、このハンバーグのような形に行き着いたのだとか。
専用の鉄板で焼き上げたら、プレートの上で最終仕上げ。地鶏のおいしさをシンプルに伝える「塩つくね」と「たれつくね」(150円)に加え、ソースや薬味などをとりどりにのせた16種の「創作つくね」(180円〜)、野菜をつくねの生地で包んだ「野菜つくね」(250円〜)など、そのバリエーションは実に多彩です。
撮って食べて楽しい、創作つくね
1人3~4個をオーダーして、さまざまな味をシェアするのが定番の楽しみ方だそう。「お好み焼きつくね」(220円)や、パクチーソースとフレッシュパクチーをのせた「パクチーつくね」(220円)。中華料理を思わせる「桜海老チリつくね」(240円)、トマトソースとバジルが香る「イタリアンつくね」(200円)などなど。どれも個性豊かで迷います。
噛めば鶏の旨味がジュワ〜ッ! ソースの味わい、薬味の食感や香りも相まって、これはお箸が止まらなくなりそう。「全種類、制覇したい!」というファンが多いのにも納得です。
つくねは鉄板で焼き上げられますが、1品だけ異なる調理方法のメニューも。それが、茹で上げたホカホカの状態で提供される「釜玉つくね」です。特製のダシ醤油と濃厚な卵黄がとろりと絡み、こちらも美味。
サイドメニューや泡系ドリンクも多彩
また、つくね専門店といえども、そのほかのメニューも侮れません。こちらは「ふりそで(鶏の肩肉)」と呼ばれる希少な部位を使用する「ツクスタ秘伝のどぶ漬け唐揚げ」。揚げたてを特製の甘辛いタレに“ドブッ”とくぐらせてあり、噛むとサクッ、ジュワッ!こちらもヤミツキです。
さらに、料理と一緒に楽しみたいサワー(390円〜)や日本酒のソーダ割り(600円〜)といった、“泡系”のアルコールメニューも豊富にそろいます。人気No.1は、氷の代わりに凍らせたレモンがどっさりと入る「ICEレモンハイボール」や、「ICEレモンサワー」。レモンを残したまま、250円で「2杯目お代わり」ができるのも嬉しい限り。
“ツクスタ”には、まだまだご紹介しきれなかった創作つくねや「鶏そぼろひつまぶし風」といった〆のメニューも盛りだくさん。ぜひ、福岡の新たな鶏料理を楽しんでみてくださいね。
text&photo: 森絵里花
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