築100年のレトロな古書店で見つけた!私の“今”にぴったりな一冊!

築100年のレトロな古書店で見つけた!私の“今”にぴったりな一冊!

ショッピング 書店 石川県 るるぶ&more.編集部
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本の紙の香りと本棚の木の温もりに包まれる書店は、ゆったりと時間の流れるスポット。金沢の中心地を流れる川沿いの大人なストリート「せせらぎ通り」にある古書店『オヨヨ書林』には、新たな本との出会いと癒しを求めて多くの女性が訪れます。レトロな空気に癒されつつ、私好みな一冊を探してきました。

Summary

築100年の建物をリノベーションしたレトロな古書店

『オヨヨ書林』は、無類の本好き店主が東京に住んでいた頃にインターネットの個人売買からスタートさせた、ちょっと通好みな古書店。現在は、新竪町にある本店と「せせらぎ通り店」の2店舗があります。お店ごとに個性があり、違うテイストの古本が並びます。「せせらぎ通り店」は大正6年に造られた建物をリノベーションしたもので、なんと築100年以上。

おだやかな人柄の女性店長が案内してくれたお店の中は、どこを見渡しても本・本・本!文芸書、思想、社会科学、アート、デザイン、絵本、宝生流謡本など常時1万冊以上の古書が並んでいるのだそうです。

店長といっしょに、自分にぴったりの本探しを開始!

時代もジャンルもバラバラな本の中から“私の一冊”を見つけるのは、まさに宝探し。いろんな国や時代の作品を入荷するので、常に同じ棚に同じ本があることもなく…。通うたびに新しい出合いがありそうです。

「手に取りやすい文庫本を入口として本に親しんでいただきたいとの思いから文庫本を数多く扱っています。まず読む楽しみから入って、装幀なども含めて、本を味わっていただけると嬉しいです」と店長。古い時代のデザインも改めて見ると新鮮。澁澤龍彦の本は装幀が美しく、集める方も多いそう。

「せせらぎ通り店」は絵本を多く取り扱っているのも特徴。その数は1000冊以上もあるそうです。その中から店長がおススメしてくれたのは「夜の木」というインド発の大人の絵本。直感をくすぐる独特のタッチは、どちらかというとアート寄り。これは好み!

せせらぎ通り店ならではのカルチャー発信

昭和の時代、金沢の街中にいくつもあった映画館。そこで配布されていたチラシも販売されていました。映画の内容や広告から当時の金沢を想像するのも楽しい!

店内では展覧会やライブ、トークイベント、映画の上映会が行われることも。フロアの真ん中のピアノはインテリアではなく、実際に演奏に使用されるそう。お店の中で、読んだり、見たり、聴いたり、何かが起きている場所でありたいとのこと。

『オヨヨ書林』のファンはレトロな“一点モノ”を愛する人たちなので、缶バッジのコーナーもあったり。空間も含め、全てが“レア”な宝探しタイムをぜひ一度味わってみてください。

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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