食・グルメ
2019.01.19
中華街で中国茶！約100種類の茶葉が揃う専門店「悟空茶荘」へ
「悟空茶荘」は、横浜中華街のメインストリートから少し外れた裏道にある中国茶専門店。こちらは意外にも今となっては中華街の中でも数少ない、本格的な中国茶が手軽に味わえるお店なんです。簡単な中国茶の淹れ方や、お茶と一緒に味わいたいデザートなどもご紹介します！
Summary
お湯を注ぐと花開く！見た目も美しい本格中国茶
JR石川町駅北口から歩いて7〜8分。横浜中華街の大通りからは少しはずれた、比較的静かな通りに「悟空茶荘」はあります。
2階の茶館では常時40種類ほどの中国茶を、本格的な淹れ方で味わうことができます。今回頂いたのは「八宝茶（はっぽうちゃ）」（900円）。ベースの黒茶は体を温める作用があるので、寒い時期にぴったり！八宝茶は中国茶の中ではメジャーで中身はさまざまですが、「悟空茶荘」のものはクコの実、菊花、白きくらげ、龍眼、氷砂糖などの8種類をブレンド。
初めの1煎は店員さんが淹れてくれるので、淹れ方が分からなくても大丈夫！まずは八宝茶の食材が入ったガラスのポットにお湯を半分くらいまで注ぎます。
蓋をして1分ほど蒸らしたら、中国茶の湯呑み・茶杯（ちゃはい）にお茶を注ぎます。この時に全部は注がず、少しポットにお茶を残しておくのがポイント。次に淹れる時は、またポットにお湯を継ぎ足していきます。
見た目も華やかな八宝茶は、カフェインが強くないので妊婦さんなどにもおすすめなんだそう。香りも良く、ほんのり甘い味にとっても癒されました。
人気のタピオカデザートや軽食にぴったりな悟空セット
デザートを食べるなら「敦煌（とんこう）デザート」（600円）がおすすめ！「悟空茶荘」オープン当初からある定番のタピオカスイーツです。
中には小さめの白タピオカ、仙草ゼリー、あずきが入っていて、一番上のさくらんぼを包んでいるのはライチなんです！見た目よりも甘さはだいぶ控えめでさっぱりしていて、量もそんなに多くないので、甘いものが苦手な方や男性でも注文する方が多いのだそう。
小腹が空いた時には「悟空セット」（500円）。アツアツの中華まんに、マーライコーという中国のカステラ、グリーンレーズン、ドライマンゴーを盛り合わせたよくばりセットです。中華まんは「阿媽（あまー）肉まん」「きのこまん」「なつめあんまん」の3種類からチョイス。
3つの中から選んだ「阿媽肉まん」は、食べてみてびっくり！普通の肉まんとは違って、角切りの豚バラ肉、黒きくらげが…！独特なまろやかな風味のひみつは、腐乳（ふにゅう）という、お豆腐を発酵させた中国食品なんだそう。中華街ではいろんなお店の中華まんが食べられますが、いつもとちょっと違った味を楽しみたい！という方にもおすすめです。
本場上海の雰囲気が楽しめるゆったり落ち着いた店内
店内は「上海レトロ」をイメージした、落ち着いた雰囲気。中国のアンティーク家具などをアクセントに、どこか懐かしく心地いい空間となっています。
この日はちょうど、週に2回開催されている「サロン・ド・ライブ」の日。中国琵琶や人形劇など、中国文化が気軽に楽しめるイベントなんです。お茶を飲みながら生の音楽演奏などが楽しめるとあって、平日でも予約でいっぱいになるほど人気なのだとか。
約100種類もの茶葉や中国食材の中からお気に入りを選んで
お店の1階はショップになっていて、約100種類もある中国茶や茶器などがところ狭しと。さすがは専門店ならではの品揃えです。金魚の絵がかわいい蓋碗（がいわん）は、そのままお茶を飲む器としてはもちろん、急須としても使える便利な器。中国茶初心者におすすめだそうです！
2階で頂いた八宝茶に入っていた菊花茶も売っていました。ほかにもクコの実や龍眼、白きくらげなど、普段はなかなか手に入らない中国茶の食材が買えるんです。茶葉と一緒にそれぞれの食材を買って、自分好みにお茶をブレンドしてみるのも楽しそうですね！
もちろん茶葉も鉄観音（てっかんのん）などの中国茶から凍頂烏龍茶（とうちょううーろんちゃ）などの台湾茶まで幅広く揃っています。中には試飲できるお茶もありますし、迷ったら店員さんが効能や味、香りなどをていねいに教えてくれますよ。
土・日曜や祝日には、1〜2時間待ちになることも多いという「悟空茶荘」。ゆったり過ごすなら平日がねらい目です。店内でお茶を味わうのはもちろん、中華街のおみやげに茶葉を買って、中国茶を生活の中に取り入れてみてはいかがですか？
営業時間：
平日 1階／11時～20時 2階（喫茶）／11時30分～20時 （LO19時15分）
土曜 1階／11時～20時 2階（喫茶）／11時30分～21時 （LO20時15分）
日曜 1階／10時30分～20時 2階（喫茶）／11時～20時 （LO19時15分）
text：てい えみ
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