バレンタインや記念日に贈りたい!365日模様が変わる京都のチョコレート
世界中で愛される抹茶菓子、お濃茶ラングドシャ「茶の菓」で有名な「京都北山 マールブランシュ」がプロデュースするショコラ専門店が、「加加阿365(かかお さんろくご)」です。京都の歴史ある花街・祇園の、元お茶屋の建物で営まれる店舗に伺って、365日模様が変わる人気のショコラを体験してきました。
五花街のひとつ「祇園甲部」にある「加加阿365祇園店」
「加加阿365 祇園店」があるのは、今も伝統が息づく花街「祇園甲部」。「祇園甲部歌舞練場」から歩いて2分ほどの風情ある石畳の街並みに溶け込んで、ひっそりと営業しています。
控えめな暖簾をくぐり、一歩店内に足を踏み入れると、そこは黄金の光を放つゴージャスな空間!
商品がずらりと並ぶショーケース。奥の坪庭からの自然光が、神々しい雰囲気を和らげています。
365日、毎日違うチョコレートの紋に込められた意味
ショコラトリー「加加阿365」のスペシャリテは、店名と同じ名前の「加加阿365」。入ってすぐの掛け軸には“本日の紋”に込められたメッセージが飾られています。
例えば、バレンタインデーの2月14日のメッセージは“恋を託す日”。プレバレンタインデーの2月13日は“恋の日”。
ほかにも、1月21日なら“ご縁を見つける日”、3月8日なら“嬉しさに笑う日”と紋ごとに詩的なメッセージが添えられていて、自分の誕生日はどんな紋?あの人のは?と気になります。
店に並ぶのはその日の紋だけですが、2日前に予約すれば、指定した日付のチョコを用意してもらえます。
1箱に同じ紋のチョコしか選べないので、結婚祝いや結婚記念日のお祝いには、それぞれの誕生日の箱を2つ用意すれば、ひと捻りあるプレゼントとして喜んでもらえそうです。
よく見ると、チョコレートの3辺のみ、こぼれたような盛り上がりがあります。これは三方を山に囲まれた、京都の盆地を表しているそう。カリっと薄い表面のチョコをかじると、中からとろとろのチョコレートがあふれ、口の中で味の変化が楽しめる繊細な設計はさすがです。
上質のショコラに京都らしさをプラス
「加加阿365」には、京都らしさをエッセンスにした商品もあります。そのひとつが舞妓さんのおちょぼ口でも食べられるように作られた、「ちょこっとエクレア」。サクッとしたエクレア生地に、3種の違う味のチョコクリームがたっぷり。
実は、店舗の2階は舞妓さんたちの休憩場所にもなっているのだそう。舞妓さんたちも食べている「ちょこっとエクレア」。やさしい甘さで、これひとつで満たされるお菓子です。
京都みやげにするなら「ほろほろ佇古礼糖」はいかがでしょうか。縦と横の街路が“碁盤の目”のように交差する京都の街並みに見立てたデザインはもちろん、味にも京都らしさが込められています。
祇園「原了郭」の黒七味を効かせた「黒糖黒七味」や、有名ホテルや料亭で愛される「祇園むら田」の白胡麻をたっぷり入れた「白胡麻」など、京都の名だたるお店の逸品や名産品とあわせた、ほろほろの食感が楽しいチョコレートです。
選ぶのも楽しい“招き猫のお菓子箱”
ちょっとサプライズ感のあるおみやげにしたいなら、こちら。「加加阿365」のマスコットキャラクター“加加阿ちゃん”のアソート箱に、好きなお菓子を選んで詰め合わせ!
チョイスしたのは、お濃茶フォンダンショコラの「生茶の菓」。宇治 白川の茶葉をはじめとする濃厚なお濃茶たっぷりの、人気の「生茶の菓」も、ショップならバラ売りで購入できます。
箱とおそろいの、「加加阿ちゃん」のスティックチョコレートもイン!裏側はビターチョコになっていて、2種類の味が楽しめます。くねっと曲がった尻尾もついていて、とってもキュート!
スティックがくじになっていて、アタリが出たらもう1本ならぬ、5000円相当のチョコの詰め合わせがもらえるそう!まさに招き猫の加加阿ちゃんです。
バラ売りの商品1つ購入しただけでも手提げ袋に入れてもらえるので、手頃だけどサプライズ感のあるおみやげになっていいですね。スティックチョコレートを渡すときには、当たりくじが付いていることを忘れずに教えてあげてくださいね。
歩いているだけでウキウキしてくる祇園甲部エリアにある、とっておきのお店「加加阿365」。京都旅行の記念に、特別な日のプレゼントを買いに、足を伸ばしてみてください。
Photo:瀬田川勝弘
text:小西尋子
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