異国情緒をたっぷり感じる。横浜開港資料館の“庭”にたたずむ洋館喫茶

異国情緒をたっぷり感じる。横浜開港資料館の“庭”にたたずむ洋館喫茶

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レトロな建造物が集う横浜・日本大通りエリアの観光地「開港資料館」内に、小さなカフェがあることは、あまり知られていないかもしれません。「Au jardin de Perry(オー・ジャルダン・ドゥ・ペリー)」は、資料館の雰囲気そのままに、時間が止まったような趣のあるカフェ。渡仏経験のある女性オーナーさんが1人で営む、家庭的な「庭」に一度お邪魔してみませんか?

Summary

歴史ある資料館と共存するアットホームな喫茶室

横浜の歴史残すレトロな建築が密集する日本大通りエリア。「横浜開港資料館」の敷地内に、ひっそりとたたずむカフェがあります。その名は「Au jardin de Perry」=「ペリーの庭で」。開港のきっかけとなったペリーの名を刻んだ洋館が、資料館の「庭」にあるというなんとも素敵なシチュエーション。

入口は、開港記念広場に面した「開港資料館庭」の東口。グリーンが覆う壁と、趣ある藍色の扉が目印です。資料館のレトロな建造物に寄り添う様相。カフェというよりは“喫茶室”と呼ぶほうがふさわしいかもしれません。聞けば、もとは「英国総領事館」の門番所だったそうです。

立地や外観だけ見ると敷居が高そうですが、まったくそんなことはありません。

扉を開けると、レトロな外観とはまた少し違ったビストロのような華やかな雰囲気。フランスのパン店で働いた経験を持つ、店主・長嶌桃さんがフランスに住んでいたころに通った「近所のカフェ」をイメージし、家具を集めたそうです。落ち着いた色味に曲線を配したインテリアが、穏やかな空間を生み出しています。

地元の人気パンに合う手ごろな食事メニューを提供

お店で提供するのは「パンと一緒に美味しく食べる」食事。金沢文庫のブーランジェリー「BREMEN(ブレーメン)」のパンに合う食材を選んでいるといいます。

長嶌さん1人で営業しているということもあり、ラインタイムにはなるべく待たせずに提供できるメニューが中心。気軽に立ち寄ってもらいたいとの思いからです。定番のジャンボンフロマージュ(750円)は、カマンベールチーズとハムをバゲットでサンド。シンプルながらも、素材それぞれの味が引き立つひと品です。

ランチは、パンをメインとしたクロックムッシュやスーププレートのほか、ひとつはご飯メニューを用意。週末にはキッシュも提供します。コーヒーだけを飲みにくるお客さんも多いとか。実際、長嶌さんとの会話を楽しみに、美術書を片手に訪れる常連さんもいました。この穏やかな空間、お気に入りの本とともに、静かなひとときを過ごしたくなるのもわかります。

ゆったりカフェタイムのおともにしたいスイーツも

カフェメニューも提供する「オー・ジャルダン・ドゥ・ペリー」。アップルパイバニラアイス添え(600円)は、ブレーメンから仕入れ、お店で焼き上げたアップルパイとひんやりアイスが溶けて混ざり合うやさしい味わい。

店内ではデニッシュなど、ブレーメンのパンも販売しています。ブレーメンは、100種類以上のパンを販売する地元の人気ブーランジェリー。柴漁港前の立地を生かし、魚を使った調理パンが話題です。

毎朝、ブレーメンから焼き立てパンが届くカフェ。もちろんテイクアウトもOK。地元の人や仕事の休憩中に訪れる人が多いのも納得のくつろぎの空間。観光の合間にほっとひと息つくなら、ココがおすすめです!

Text:佐藤寿美

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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