冬の琵琶湖一周。滋賀の有名スポット巡り【Masaの関西カメラさんぽ18】
滋賀に友達が訪ねて来るときは、滋賀の良さを知ってもらおうと琵琶湖一周を案内するのですが、この日も韓国から友達が来てくれたので、その時に周ったスポットにタイムスケジュールを交えて紹介します。琵琶湖はご存知の通り、日本一大きい湖で、滋賀県の1/6の面積を占めているのですが、車で周りやすいように湖岸の道路も整備されています。滋賀県民は車の免許を取ると、まず琵琶湖を一周するというぐらい運転するのも快適です。是非、滋賀に来たら車で一周してみてください。色んな発見があること間違いなしですよ。
真冬でも春を思わせる、一面のお花畑「第1なぎさ公園」
スタートは琵琶湖の東側、琵琶湖大橋の少し上にある、守山の「第1なぎさ公園」から。ここは、1~3月頃まで菜の花が楽しめるスポットで、SNSでも大人気。天気が良ければ、琵琶湖を挟んで奥に雪山の比良山が綺麗に見えますよ。
菜の花というと、春をイメージすると思いますが、ここの菜の花は「カンザキハナナ(寒咲花菜)」といって真冬の寒い時期から咲く菜の花。毎年雪とのコラボレーションも見ることができますよ。
琵琶湖に浮かぶ「白鬚神社」の鳥居は、絶景パワースポット
次に琵琶湖大橋を渡り、対岸の湖西側に行きます。ここも有名スポットの「白鬚神社」です。“近江の厳島”ともいわれていますが、とても神秘的ですよね。
実はこの後ろは国道が走っていて、車の交通量も多いので気を付けてくださいね。道からすぐのこのシチュエーションに、みなさん驚かれますよ。
四季を通して楽しめる「メタセコイア並木」は必見!
さらに北上すると、マキノ高原へのアプローチ道に「メタセコイア並木」があります。全長約2.4km、約500本のメタセコイアの木が両サイドに植えられていて、四季を通して楽しめる場所です。
ここは、「メタセコイア並木」を駐車場のある「ピックランド」から見たところです。冬のシーズンには雪が積もることも。雪の「メタセコイア並木」もとても人気のスポットです。車道からの撮影は、車通りも多いので禁止となっております。ご注意ください。
近江鉄道の無人駅「鳥居本駅」はレトロ感満載
琵琶湖の最北端を経由して、今度は東側に行きます。こちらは近江鉄道というローカル鉄道があります。ここ「鳥居本駅」も無人の駅になっていて、駅舎もレトロで素敵ですよね。
登録有形文化財とされている駅舎なので、とても雰囲気があります。ここから目の前を通る電車も見られます。2両編成の車両はなんともかわいらしいですよ。
滋賀の有名なお菓子といえば「クラブハリエ」
お腹が空いたので、カフェに立ち寄ります。滋賀県が誇るバームクーヘンの名店「クラブハリエ」が手がける唯一のパン専門店「J'oublie le temps(ジュブリルタン)」は、カフェも併設されています。白で統一された建物は南仏プロヴァンスを彷彿とさせますね。
必ず注文するのがフレンチトースト。絶品です。モーニングでは、お得なセットもあるので、ぜひ食べてみてください。
「西の湖」は背の高いアシが広がる、大スケールのアシ原
琵琶湖の内湖としては最大の、近江八幡にある「西の湖」は、葦(ヨシ・アシ)原が続いています。葦は水や土を綺麗にする役割があるんです。ここだけ見ると、サバンナのようにも見えますよね。
葦は2~3mもあるので、人が立つとさらに大きさがわかりますよ。冬には刈り取られて、3月頃に葦焼きが行われます。
■西の湖
住所:滋賀県近江八幡市
TEL:なし
無料で駐車できる自然公園「柳川緑地公園」
「西の湖」から琵琶湖本湖側に戻り、さらに北に行くと「柳川緑地公園」というところがあります。夏場はBBQをしたり、泳いだりしている人も多いのですが、冬場は人が少ないです。砂浜になっているので、夕方は特に写真を撮るのにいいスポットです。
琵琶湖沿いには、絵になる面白い木もたくさんあります。淡水だからこそなんでしょうね。水に浸かっていても腐らない強い木です。滋賀は琵琶湖に面して、こういった自然公園がたくさんあるのです。
■柳川緑地公園
住所:滋賀県彦根市柳川町
TEL:なし
今回は、8時30分に集合し、琵琶湖大橋より北の部分を一周しました。もちろんほかにもおすすめのコースはたくさんあります。
京都まで来ることはあっても滋賀はちょっと・・・、という方にもぴったりかと思います。京都から滋賀はすぐですし、京都は混んでいることが多いので、一日は滋賀の大自然でゆっくりするコースもおすすめです。ぜひ、滋賀観光を楽しみに来てください。
photo:西山雅彦(@masa_nikonist)
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