大人になってもときめいちゃう!レトロ可愛い昭和のおもちゃが買える、浅草の隠れ家カフェ
むかし懐かしい昭和のおもちゃたち。大人になった今でも、目の前にするとついわくわくしませんか?浅草の「空想カフェ」では、昭和の雰囲気のままにおもちゃがずらりと並び、さらには購入もできるそう。子どもよりも大人ゴコロをくすぐるであろう、レトロなカフェをご紹介します。
どこか懐かしいカフェスペース
浅草駅から徒歩15分程の場所にある「空想カフェ」。元々こちらは1960?80年代のおもちゃを集めた雑貨屋さんでしたが、2011年にカフェスペースをオープンしました。入り口の可愛いカンガルーの親子のオブジェが目印です!
扉をくぐると、ポップな空間が広がっていました。プロペラのような形のテーブルにカラフルな椅子。遊び心いっぱいの空間がとても素敵ですね。
こだわりのコーヒーを飲みながら、おもちゃ談義を
“おもちゃの黄金時代”といわれた1960年代、浅草はおもちゃの生産高世界一を誇っていたと言われています。
「おもちゃを見れば、その当時の流行やデザインがわかるんです。例えば素材。1960年以降、日本でもプラスチックが導入され、それからすぐプラスチックを使ったおもちゃが作られるようになりました」。コーヒーを淹れながら語るのは、店主の神谷さんです。
土星をイメージした器と、そこにちょこんと載せられた一口サイズのおせんべいがとってもキュートです。カフェを開いた理由について神谷さんにたずねると「日本の文化とも言えるおもちゃの世界を、もっと開かれたものにしたかったんです」との答えが。
懐かしの昭和にタイムスリップ!
昔ながらの裸電球に照らされた雑貨コーナーは、明るくポップなカフェ空間とはまた別の雰囲気。神谷さんによって集められたおもちゃたちがズラっと並んでいます。
「塗り絵の滝」と呼ばれる一角には、たくさんの塗り絵が。現在ではなかなか見かけない色合いや絵柄が特徴的ですね。
店内には、めんこを集めたコーナーも。神谷さんは、テレビ番組でめんこの指導をするほどの腕前。めんこをまたいで投げる「神谷投げ」なる技もあるのだとか。
店内の棚は、おもちゃ屋さんからもらった使わない陳列棚というこだわりよう。それぞれのおもちゃには値札が貼ってあり、購入することができます。
驚くべきはおもちゃの種類の多さだけでなく、保存状態の良さ。これらは神谷さんが全国のおもちゃ屋さんをまわって集めたもので、今では手に入らないものばかりなのだそう。神谷さんのおもちゃに対する深い愛情が感じられますね。
浅草にある、ちょっと不思議でポップな空間。このレトロな感じが逆に“新しい”と女子にも人気なのだとか。博識な神谷さんのおもちゃ談義も大変おもしろいです。懐かしくかわいいおもちゃたちに会いに、ぜひ空想カフェを訪れてみてください。