尾道の海辺で食べる手作りたまごアイス。「食べるとなぜかホッとする」の秘密は?
ノスタルジックな雰囲気が人気の港町・尾道。JR尾道駅から徒歩10分ほどの海岸沿いに、地元の人々に愛され続けるアイス専門店「からさわ」があります。オーナーは現在で3代目。今もおじいさんが作っていた昔懐かしい味を守っています。名物のたまごアイスは、食べるとなぜかホッとすると評判。手作りならではの優しい味と、海辺の景色に癒されますよ。
どこか懐かしさを感じる、たまごアイスのおいしさのヒミツ
たまごアイス240円
からさわといえば、たまごアイス。現オーナーのおじいさんが、昭和20年代後半に、鶏卵を多く用いたフランス式アイスクリームを参考に、独学で作りあげました。
おいしさのヒミツは、通常のアイスの倍量の卵を配合していること!そのため、口に含むと卵の風味が豊かに広がります。それでいてしつこくなく、ジェラートのようにさらりとした口溶けです。
実は創業者であるおじいさんは、ラジオから流れるジェラートの話に憧れてアイスを作り始めたそう。今では地元民だけでなく、観光客からも愛される味になっています。
パリパリ生地がたまらない!大人気のアイスモナカ
アイスモナカ1個150円
たまごアイスを使った商品のなかでも、一番人気が高いのが、アイスモナカです。注文が入ってからアイスを挟むので、生地はパリパリ&サクサク!テイクアアウトもできます。
クリームぜんざい340円
こちらは、北海道産の小豆・大納言をじっくり煮込み、ほどよく甘い味付けが特徴のクリームぜんざい。夏は品切れの場合も多いので早めに来店を。
カップ入りたまごアイス240円(左)、クリームぜんざい290円(右)
持ち帰り用のカップ入りもあります。尾道市民の冷凍庫には必ず入っている!?と言われるほどポピュラーなんですよ。
ノスタルジックな店内&海辺のベンチで食べるのもGOOD!
からさわのアイスを食べるとき、おすすめの場所が2つあります。
一つは、ノスタルジックな雰囲気が心地よい店内。「モナカルーム」という名が付いたスペースは、天井が高く、窓から海が見えます。
もう一つは、店の前に置かれた通称「からさわベンチ」。尾道水道や向島を望む絶好のロケーションです。テレビドラマで、主人公がこのベンチに座ってからさわのアイスを食べるシーンもあったほど。あなたもドラマのヒロイン気分で、癒しのアイスを味わってみてはいかが?