『クマのプーさん展』が開幕!物語の世界観を楽しめる立体的な展示に注目
2019年4月14日(日)まで渋谷の「Bunkamura ザ・ミュージアム」で開催中の『クマのプーさん展』では、『クマのプーさん』の原画や資料を世界最大規模で所蔵するイギリス・ロンドンの「ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館」から200以上もの貴重なコレクションが来日。立体的な展示で作品の世界観にたっぷり浸れることはもちろん、オリジナルグッズのかわいさにも注目です!
Summary
物語のシーンがよみがえる素描画の数々
『クマのプーさん』は1926年、物語を描いたアラン・アレクサンダー・ミルンと挿絵を描いたアーネスト・ハワード・シェパードが生み出した児童文学。主人公のクリストファー・ロビンとクマのプーさん、そして百町森にすむ仲間たちが繰り広げる冒険の数々の様子を、シェパードの鉛筆描画で見ることができます。こどものころにアニメーションなどで見た、懐かしいシーンがいっぱいみつかりますよ。
プーさんのモデルになったぬいぐるみも展示
クマのプーさんにはモデルがあるのをご存知ですか?物語の作者、ミルンの息子のクリストファー・ロビン・ミルンが持っていたクマのぬいぐるみがそれ。
イラストを描いたシェパードの息子、グレアムが持っていたというクマのぬいぐるみに似ている、シュタイフ社製のもの(左)とクリストファー・ミルンが持っていたものに似たファーネル社の「アルファ」ベア(右)も展示されています。これらのぬいぐるみを参考にしてあのプーさんが誕生したのですね。
棒投げ遊びをするクリストファー・ロビンとプー
今回の展覧会では立体的に作品を展示しているところもみどころのひとつ。
例えば、百町森に流れる川で棒投げ遊びをするシーン。川にはクリストファー・ロビンとプーさんが投げた棒や葉っぱが流れる演出も。
プーさんのお家の入口などもあって、物語の世界を体験できる展示も必見です。
壁や天井など展示室内いっぱいに、さまざまな形で作品を展示。プーさんのかわいらしさが存分に楽しめますよ。
貴重な本や実際に閲覧できるコーナーも
プーさんの物語が誕生した1920年代の貴重な本から、1960年代にカラーになるまでの本も一堂に。特に写真の初版本はモロッコ革に金のブロック装飾が施されていて、とってもおしゃれ。
日本で発売された本の展示もあり、現在発売中の絵本は閲覧コーナーもあるので、実際に見ることもできますよ。童心にかえって、絵本の世界に浸ってみてはいかが?
選ぶのが大変!かわいい会場限定グッズの数々
『クマのプーさん展』では会場限定グッズのショッピングも楽しみのひとつ。どれもかわいくてほしくなるアイテムばかりです。
写真のはちみつ1500円はビンに物語が描かれていて、かわいさNo1!
メモパッド479円はイラストが3種類。クリストファー・ロビンとプーのほのぼのするシーンが描かれています。
百町森がデザインされた紙製のブックカバー583円。特殊な加工がしてあるのでとても丈夫で、使い込むほどに風合いが増すそうです。
原作のストーリーもついているポストカード150円。お気に入りのシーンをチョイスして。
A4サイズの書類もすっぽり入るトートバッグは3200円。使い勝手もよさそう。
イギリスのお菓子といえばビスケット!箱には風船にのってはちみつを取りに行くプーさんのイラストが。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館のオリジナルグッズも販売。ピンバッジ1200円など数量限定なので、お早めに!
見終わった後に、優しい気持ちになれる展覧会。ぜひ、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムへ足を運んでみてください。金・土曜日は21時まで開催しているので、仕事の後に立ち寄ってプーさんに癒されてみませんか?
また、2019年4月27日(土)~6月30日(日)までは大阪・あべのハルカス美術館での巡回も決定!関西方面の皆さんもお楽しみに!
■クマのプーさん展
開催期間:2019年2月9日(土)~4月14日(日)
開催場所:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都渋谷区道玄坂2-24-1)
時間:10~18時(金・土曜は~21時)※入館は閉館時間の30分前まで
休み:2月19日(火)、3月12日(火)
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
Text&Photo:田島暁美