日本一不思議!?なテーマパーク「養老天命反転地」【Masaの関西カメラさんぽ19】
岐阜に「養老天命反転地(ようろうてんめいはんてんち)」という、名前を聞いただけでは、天命?反転?と全く想像できないテーマパークがあります。アートなのだけれど、身体で体験できたり、滑りそうな斜面や段差の激しいところがあったりと、運動靴必須のテーマパークとなっています。不思議な作品や思わず写真を撮りたくなる場所もたくさんあるので、ぜひ、カメラを持って行ってみて下さい。
Summary
入口前に広がる、芝生公園からの眺めは最高!
ここを降りて行くと「養老天命反転地」の入口があるのですが、この高台からの眺めが良すぎて、なかなか先に進めません。
空がたくさん見える場所は、青空の日が気持ちいいですよね。
カラフルな建物に目が釘付け
チケットを買って中に入ると、飛び込んでくるのが、カラフルな建物「養老天命反転地記念館」です。
中に入ってみると、迷路のような区切りが上下に。これぞ反転です。写真を反転させても成り立つようになっているみたいですね。
外観はとてもポップで綺麗なピンク色。青空にすごく映えるので、できれば晴れた日に行きたいものです。
こちらからの角度もカラフルで面白いですよね。よく見るとピンクの壁に「養老天命反転地オフィス」って書かれています。これがオフィス?って、なりますね。
ピンクの建物を出たところにある「昆虫山脈」という名前がついた岩の山。ここを登っている人間が昆虫に見立てられているそうです。
見るからに登りにくそうですが、不安な方には運動靴やヘルメットの貸し出しもあります。ぜひこの世界を体感してみてください。
ここは岐阜だ。と思い知らされる場所
歩いていると急にこんな道が現れます。道には「死なないための道」という名前がついています。分岐点があると、どちらの道が死なない?と考えてしまいます。
道を上がると、岐阜の地図が出てきます。このあたりは、結構な急こう配で、歩くのにはかなり注意が必要です。
天井を見ても下を見てもパズルのようになった岐阜の地図ですが、よく見ると上下対称になっています。
実はここが、メインパビリオン「極限で似るものの家」。中は迷路のようになっていて、ベッドや冷蔵庫、ガスコンロ、トイレなど、生活に密着したアイテムが建物に埋め込まれた、異次元な世界になっています。
すり鉢状になった園内は、山あり谷ありの連続コース
楕円形ですり鉢状になったフィールドは「極限で似るものの家」がたくさん点在しているような場所です。
周りは、この大きな壁に覆われているような建て方になっています。外から光が入る場所もあり、近未来的な感じもしますよね。
壁に空いた穴から外に出ると、こんな空間が、建物の裏側まで写真映えする、アートなスポットだらけです。
理解不能の行き止まりも、後から思えば面白いスポット
周りにそびえる壁の上は、人ひとりがギリギリ歩けるぐらいの細さで、50m以上続いています。ようやく最後まで歩ききったと思えば、まさかの行き止まり。Uターンするしかないのですが、すれ違いがあれば、どちらかがある程度まで引き下がるしかないぐらいの細さ。どういう計画で建てられたのだろう?と思いますが、知らない人と「この先行き止まりですよ」とか「先にどうぞ」と連帯感が生まれたりします。
最後は馬の背になった部分から全体の景色を振り返ります。やっぱりいい景色ですね。
「養老天命反転地」はやはり、青空の日に行くのがおすすめ!カラフルでポップな建物に青空がマッチするのはもちろんのことですが、雨が降った後は、転んでしまったり、服が汚れてしまったりすることも十分にあります。いい天気の日にぜひ行ってみて下さい。
© 1997 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.
photo:西山雅彦(@masa_nikonist)
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