神秘的なパワーを授かりたい。霧島神宮の「恋みくじ」で運だめし
“神々のふるさと”と呼ばれる霧島を象徴するスポットといえば「霧島神宮」。鹿児島県民はもちろん、全国から参拝者の絶えない九州でも有数のパワースポットとして知られています。 “神々”の存在を感じずにはいられないパワーを感じる霧島神宮の見どころをチェックしてみてください。
天孫降臨の地に鎮座する由緒正しい古社
鹿児島空港から車で40分ほどの場所にある「霧島神宮」。天孫降臨神話の主役である「ニニギノミコト」を主祭神として、6世紀に創建された格式ある神社です。
国道に面した一の鳥居(大鳥居)、78段の石段を登った先にある二の鳥居、紅葉が美しい三の鳥居をくぐると、朱色の社殿にたどり着きます。
高さ22.4m、柱間は16mという迫力のある一の鳥居(大鳥居)。神秘のパワスポへの入り口です。
一の鳥居(大鳥居)をくぐり、土産店などが脇に並ぶ参道を進み、橋を渡ると見えてくるのがこの石段。その先に二の鳥居があります。
三の鳥居のそばには駐車場があるので、体力に自信のない人はここまで車で上がってくることもできますが、自分の足で上がるからこそ!と頑張ってみるのもおすすめです。
三の鳥居をくぐるとあらわれる美しい朱色の社殿。漂う空気も凛としたものを感じます。
現在の社殿は、噴火による社殿の喪失、遷座を繰り返し、約300年前に第21代当主・島津吉貴(しまづよしたか)の寄進によって建立されたものです。
社殿前庭には立派な御神木があり、高さ約35mの巨大な杉(霧島メアサ)は樹齢約800年。南九州の杉の祖とも言われています。生命力にあふれたこの御神木、高さ8mほどのところに「烏帽子を冠り、手を合わせた神様の姿」をみることができます。
「烏帽子を冠り、手を合わせた神様の姿」に見えるでしょうか。
自然が生み出した神秘の姿、霧島神宮でしかみることのできない風景です。
表情が違う!?「恋みくじ」で運だめし
しっかりと参拝した後は、恋みくじで運だめしをしましょう。
霧島神宮の恋みくじは、表情と着物の柄が少しずつ違う男の子と女の子の人形が付いています。
どれもかわいくて迷いますが、直感で「これだ!」と思うものを手にとってみてください。
恋みくじのほか、御朱印をいただくこともできます。天孫降臨の地と書かれた御朱印、こちらも大きなご利益をいただけそうです。
境内でチェックしたい神秘的な見どころ
霧島神宮の境内には、前述した「御神木の神様の姿」のほかにも神秘的な見どころがたくさん。
写真は旧参道の亀石坂。西郷隆盛や、新婚旅行中の坂本龍馬・お龍が通った道です。参拝者が絶えず賑わいをみせる現在の参道とはまた違った、巨木に囲まれた厳かな雰囲気を味わうことができます。
この亀石坂の中腹にあるのが坂の名前の由来ともなっている「亀石」。
亀の形をした自然石で、「神様との約束を破った亀が石にされた」という言い伝えが残っています。見れば見るほど本物の亀のように見えてくるのが不思議。今にも動き出しそうです。
神々に護られる霧島神宮、神秘的なパワーを感じに一度訪れてみてはいかがでしょう。
Text・Photo:上村杏奈(TJカゴシマ)
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