“イワシ”ビルの名物は“タイ”焼き!?食べて買って泊まれる欲張りビルです
鹿児島県の北西部、海に面した「阿久根市」の商店街に突如現れた「イワシビル」。「旅と時」をコンセプトにリノベーションしたビルは、1〜3階まで、ショップ、カフェ、工場、ホステル…とコンテンツがてんこもり。「なんか、ちょっと、ステキ」な時間が過ごせるとっておきの場所なんです。
たい焼きとお土産処・イワシビル
イワシビルがある阿久根市は、イワシはもちろん、タイやキビナゴ、ウニなどの新鮮な魚介が水揚げされる港町。イワシビルを営むのは、そんな港町・阿久根で昭和14年に創業された下園薩男商店。ウルメイワシの丸干しを主に取り扱う水産加工会社ならではのネーミングがユニークです。
イワシビルの1階はショップとカフェを兼ねています。「今あるコトに一手間加えそれを誇り楽しみ人生を豊かにする」をコンセプトに、さまざまな商品を扱っています。
全部手に入れたい!イワシビルのオリジナル商品
ショップに並ぶアイテムの中、要チェックなのが「旅する丸干し」シリーズ。
獲れたてのウルメイワシで作った干物を南イタリア風やプロヴァンス風など世界各国の味をイメージしたオイル漬けにしたヒット商品です。そのまま食べても、パスタにあえても美味しくいただけます。
ほかにウニの殻を使ったカルシウムたっぷりのウニカルビスケット388円や、小魚&ナッツのKots648円など、栄養価も高く、パッケージもかわいらしいオリジナル商品は、おみやげにもぴったりです。
雑貨類も充実しています。デザインがかわいいイワシの一筆箋324円やご祝儀袋734円、ポチ袋324円など、どれにしようか迷いますね。
ショップの一番人気といえばこちらの港町のたい焼き〜塩クリーム添え〜300円。
自家製の餡とパリパリ生地のたい焼きは食べ応え抜群。甘い餡と生地によくあう塩クリームもいいアクセント。あっという間に食べきってしまいます。
塩クリーム添えはイートインでのみ味わえます。アイスクリームのトッピング+100円もできるんですよ。
テイクアウトは200円。海辺でいただくたい焼きもいいかもしれません。
土・日曜限定でオープンするカフェでは、パスタランチ1000円などをいただけます。イチオシみやげの「イワシの丸干し」を使ったパスタもあるので、ぜひチェックしてみてください。
設備充実のホステルのこだわり
ビルの3階は全7室のホステルになっています。
阿久根の海をデザインしたソファーが印象的なラウンジは、壁のテキスタイルも海をイメージしたもので、のんびり過ごせそう。
1泊4500円のダブルルーム(2名で宿泊の場合は5500円)。小さめの入り口から入る客室は、秘密基地のようなワクワク感を味わえます。
漁船で使われる集魚灯や、漁港で使うパレット、木枠、亜鉛メッキの洗面台などなど、阿久根の海を連想させるものがあちこちに散りばめられていて、それを発見する楽しみもあります。
客室のトイレにはイワシやエビなどのイラストが描かれ遊び心も満点。イラストレーター手描きのイラストは、あちこちに「隠れイラスト」として潜んでいるので、宿泊した際にはぜひ探してみて下さい。
おいしいものを食べて、かわいいおみやげを買って、のんびりと宿泊できる、1つのビルでたくさんの楽しみがあるイワシビルへ、お出かけしてみてくださいね。
イワシビル
住所:鹿児島県阿久根市鶴見町76
TEL:0996-73-3104
営業時間:11:00〜18:00
定休日:なし
Photo・text:上村杏奈(TJカゴシマ)
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