京都の「D&DEPARTMENT」は、お寺の境内!これぞ京都なロケーションでこだわりランチ
ロングライフデザインをテーマに活動する「D&DEPARTMENT(ディーアンドデパートメント)」の京都店と、カフェ「d食堂(ディしょくどう)」があるのは、京都市下京区にある「本山佛光寺」の境内。お寺のお茶所で営まれるカフェで、選りすぐりの京都食材を使った「京都定食」を食べれば、一気に京都旅行の気分が盛り上がります!
静かなお寺の境内に、ショップとカフェがひっそり同居
「本山佛光寺」は、仏光寺通(京都の通り名)の由来にもなっている由緒あるお寺。写真はその境内です。
勅使門を挟んで左右の建物が「D&DEPARTMENT(ディーアンドデパートメント)」の京都店のショップとカフェ。派手な装飾もなく、お寺の雰囲気に溶け込んでいます。
近づいてみると、軒先にカラフルな自転車が並べられているのが「D&DEPARTMENT KYOTO」のショップ。
控えめな暖簾をかけたこちらのカフェが「d食堂」です。
「d食堂」の縁台に座れば、向かいに見えるのは「大師堂(御影堂)」。宮家お手植えの3本の紅しだれ桜が丁寧に手入れされて、毎年3月下旬~4月中旬にかけて濃いピンク色の花を咲かせます。
この1食で“京都案内”。京都の名店の味がつまった京都定食
さて、お目当ての「d食堂」の「京都定食」。なぜ、この1食が京都案内に繋がるのかというと、お米、野菜、豆腐、湯葉、漬物など、定食を構成する食べ物のほとんどが、京都を中心とした近畿のお店で作り、販売されている食材でできているから。
メニューには、ひと皿ごとに、誰の作った何を使っているか記されています。たとえば志ば漬の「志ば久」なら大原三千院の近く、「ゆう豆の湯葉」ならかやぶきの里で有名な美山町。
それぞれスタッフたちが足を運び、話を聞いて、店で紹介する素材として選んでいるそうです。
こちらは、ドリンク&デザートセットの、珈琲とミニソフト。
畳に座椅子の座り心地も◎。子連れママにもやさしく、思い思いのスタイルでゆったりとした時間を過ごせます。
窓ガラス越しに見える景色がお寺の境内で、とっても長閑な気分。
カフェで使われている器や家具、食材をおみやげに
ランチの後は、斜め向かいの「D&DEPARTMENT KYOTO」のショップへ。ここでは“ロングライフデザインをテーマに、暮らしや観光をデザインの視点で見つめ直す”というコンセプトの通り、京都を中心とした近隣の地に根付き、作られている商品が並びます。
英語が上手で、海外からのゲストとも楽しく会話されている店長、那須野さんに“新生活”をテーマにおすすめのお品を選んでいただきました。
パンを香ばしく焼く網と、お茶をおいしく入れる茶こし。生産する「鳥居金網工芸」は「D&DEPARTMENT KYOTO」から歩いて5分ほどの場所にあります。この日も店先では、家業を継ぐ息子さんが金網を手編みされていました。
「d食堂」で使われている食器も販売されています。シンプルだけれど味があり、使いやすくて飽きのこないものばかり。大切に使い、一緒に時を重ねることで、生活を豊かにしてくれそうです。
京都に友だちが遊びに来たら、どこに連れていってあげようかな?と思ったときに頭に浮かぶお店のひとつがこちら。「本山佛光寺」のお堂は無料拝観できますし、絵入りの法語印(御朱印)もあります。ここを訪れるだけで、十分に京都らしい時間が過ごせますよ。
D&DEPARTMENT KYOTO
住所:京都府京都市下京区高倉通仏光寺下ル新開町397 本山佛光寺内
TEL:ショップ075-343-3217、カフェ075-343-3215
営業時間:ショップ10〜18時、カフェ10時30分~18時(17時LO)
定休日:水曜
Photo:瀬田川勝弘
text:小西尋子
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