場外市場で好きな食材を買いこんで。手ぶらで楽しむ京都の春BBQ!
2019年春、JR京都駅からひと駅のところに新駅「梅小路京都西駅」ができることから、いまもっとも注目を集めている京都駅西部エリア。「京都市中央卸売市場」があるのもこの場所です。この市場の場外に、新鮮な食材を買って、その場でバーベキューができるおしゃれな施設「バーベキューコート339」があります。
バーベキューは三部制。場外市場の買い物は朝がおすすめ!
京都観光は早朝からスタートするのが目一杯楽しむコツ。社寺参拝や観光も、早い時間ならさほど混み合いません。
2度目、3度目の京都なら、「京都中央卸売市場」の場外から1日をスタートしてみるのはいかがでしょうか?市場内には一般客は入れませんが、周りの場外にも専門店がいっぱいです!
今回お伺いした「バーベキューコート339」があるのは、「京都市中央卸売市場」の西側、関連10号棟がある裏手。
バーベキューの具材は、お店でも用意してもらえますし、スーパーで買っていったり、各自持ち寄ったりもできます。
今回は、せっかくなので、場外市場の新鮮な具材でバーベキューを!「バーベキューコート339」の支配人に場外のお店を案内してもらいました。
バーベキュー施設が使えるのは11時~、15時~、19時~の3部制。場外の専門店は朝10時くらいに店じまいする店が多いので、買い出しから楽しみたいなら11時~の部がおすすめです。
店のすぐ裏手にある八百屋さんには、バーベキューの鉄板ネタ、たまねぎ・かぼちゃをはじめ、春なら山菜など、珍しい野菜もずらり。
野菜は八百屋、肉は肉屋と、それぞれ専門のお店で購入できるのもいいですね。それに見てください!この値段。これが場外価格です!
鶏肉は鶏肉専門店へ。こちらでは、バーベキュー用に串刺するなどの処理をした鶏肉を用意してくれます。
それがこちら!バーベキューセットが4人前で1300円(税別)。感動するほどお値打ちです。
至れり尽くせりのバーベキューセットを1080円でレンタル
それでは「バーベキューコート339」の仕組みを軽くご紹介。施設使用料は1名1080円。このなかにテーブルと椅子、バーベキューコンロ、網、紙皿、コップ、ライター、アルミトレイ、ウェットティッシュの使用料が含まれています。
網・紙皿・コップは使用個数に制限なしと太っ腹!後片付けもお店がしてくれます。着火剤と木炭は、持ち込んでもいいですし、ここでも購入可。
衛生上、レンタルできないまな板や包丁などの調理器具は、すべて1つ108円で販売されていて、「あ、あれがない」なんて心配はありません。
ずらり、買い出したバーベキュー具材4人分。豪華に黒毛和牛のステーキ(1枚3240円)まで買い込みましたが、これでも1人分の材料費2000円程度です!
テーブルにビールを並べて、スタンバイOK!食材だけでなく、飲み物も持ち込みOKですし、もちろんお店でも販売しています。
今回、教えていただいた場外市場ならではのとっておき具材が「京・はま一」の練り物。高級スーパーや百貨店などに並ぶ練り物が、ここでは場外価格で手に入ります!
炭火で焦げ目がつく程度に炙れば、最高のご馳走に。肉は肉本来のうまみがあり、野菜はぷっくり肉厚でみずみずしく、“料理は素材”を実感します。
2日前までに予約すれば、牛・豚・鶏がまんべんなく入った「バラエティセット」(1人前1620円)、「カット野菜セット」(1080円)、写真の「伊勢の幸セット」(1人前2700円)なども用意してもらえます。
ほかにも2日前までに“「喜久安」の和牛ステーキが食べたい、「とりしま」のBBQ用焼き鳥セットが食べたい、予算1人いくらで野菜多めで用意してほしい”などとお願いすれば、できる限りリクエストに応えてもらえますよ。
施設もステキな「バーベキューコート339」
オープンエアが気持ちいい「バーベキューコート339」。
わざと土壁をむき出しにした内装も格好よく、広々とした空間。雨の日でもバーベキューが楽しめます。
壁にかかっている、こちらのレトロ感漂う看板は、「東映」の美術スタッフが手がけたものだそうで、実は新品!
さらに建物(の屋上)が2019年春ドラマ『刑事0』の第1話のロケ地になったなど、話題に事欠かないお店です。
映画やドラマの撮影などで使われることも多いそうで、バーベキューコートの奥に併設された鍋小屋「宝蔵」の椅子には、さりげなく映画監督や俳優さんのサインが。
夜ももちろん楽しい雰囲気。
春から夏にかけて、おでかけが楽しくなる季節。場外市場の新鮮な食材で、グルメなバーベキューを楽しみませんか?
Photo:瀬田川勝弘
text:小西尋子
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