大阪・アメ村のど真ん中で動物たちにモフモフする新感覚の動物カフェ
大阪・心斎橋、アメリカ村にある森のカフェ「Animeal(アニミル)」。日中の「ピクニックタイム」、夜間の「キャンプタイム」の2部制で、猫や犬をはじめ、カピバラ、ハリネズミ、フクロウなど、いろんな動物たちとふれ合えます。「こんな動物カフェ初めて!」と驚く人も多い、新感覚動物カフェをご紹介!
日中は猫や犬、うさぎやカピバラたちと触れ合おう
「Animeal(アニミル)」は“動物の森”をコンセプトに、さまざまな生き物が生活する動物カフェ。動物カフェといえば、一般的には猫やフクロウなど1種類もしくは2、3種類の動物がいる程度ですが、こちらは哺乳類から鳥類、爬虫類まで、たくさんの種類の動物たちがいます。動物園関連施設で経験を積んだスタッフが、“動物に無理をさせない”を念頭に、細やかな気配りと適切な空間設計を行うことで、この空間が成立。日本でもかなり珍しいスタイルなのです!
「ピクニックタイム」(11時30分~16時30分)では、日中に活動する動物たちがお目見え。店内でいちばん頭数が多いのは猫で、ご飯を食べたりくつろいだりといろんな姿が楽しめます。抱っこしたり無理にさわったりするのは禁止ですが、とても人懐っこいので自主的にヒザに乗ってくれることも!
フワッフワのうさぎは専用コーナーに。コーナーから飛び出すことはほとんどなく、おとなしく遊んでいる姿が見られます。
入ったとたんに近寄ってきてくれるのは、やっぱり犬たち!大はしゃぎで寄ってきてくれるので、なでなでしてあげると、とっても喜んでくれます。カピバラは専用のプールでくつろいでいることが多いので、やさしく見守ってあげましょう。
お店のコンセプトは、動物と人間双方が心地よくなれる“ふれあい”。こちらが心を開いて動物と接すれば、動物たちもその気持ちに応えてくれるはず。
見上げればインコやオウムたちも。スタッフさんの手に乗ってご挨拶をする時間など、いろんな催しがあります。
保護したり殺処分直前だったりと、みんなルーツはさまざまですが、それを感じさせない朗らかさです。
夕方以降はハリネズミやフクロウなど夜行性の動物がたくさん
「キャンプタイム」(16時30分~21時)には、夜行性の動物が中心に。コロコロかわいいハリネズミは、小さなケージに4頭ほど。グローブをすれば両手で包んであげることもできます。手の中でもおとなしく、写真撮影もしっかり行えますよ。
日本で数頭しかいない希少な動物・ビントロング。なんと、直接ふれあえるのは関西でここだけ。別名クマネコとも呼ばれ、かわいい小グマのようにも見えますが、本来はとてもどう猛な動物。ここではきちんと管理されているので危険はなく、遊び好きでとってもチャーミング、手を差し出すとハイタッチしてくれることもあるんですよ。
フクロウたちは基本的には落ち着いていますが、時折大きな羽でばっさばっさと羽ばたきます。爬虫類と猫たちは日中も夕方以降もいるレギュラーメンバー。
カフェメニューも充実。うれしいサプライズも!
動物にふれあえるだけでなく、カフェメニューもこだわりたいと、動物スタッフとは別に専門のカフェスタッフも常駐。
トルティーヤ生地でジューシーな具材を巻き、片手で食べられるようにした「巻きトルティーヤ」は小腹がすいた時にぴったり。フルーティーな「自家製レモネード」も絶品です。
バニラアイスを添え、濃厚なチョコレートソースで仕上げた「自家製フレンチトースト」は、バターの香ばしさと卵×牛乳のコク深さが絡み合い、とろけるおいしさ。
カフェコーナーで食事をしていると、スタッフさんが窓に猫の絵を描き始めます。じつはこの絵の具、猫が大好きなおやつでできているのです。目の前でペロペロ舐める様子を眺めながら、こちら側でもカフェメニューに舌鼓。なんとも贅沢な時間です!
動物とのふれあい方を学び、共存できる社会であって欲しい、そんな思いも込め、今後は動物のことが学べる教育施設としての運用も視野に入れているのだそう。
忙しかった日の帰りや週末に、かわいい動物たちに癒されに、ぜひおでかけしてみてください。
text:木村桂子(ウエストプラン)
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