小京都・足利の石畳を着物で散策。“映え”が狙える撮影スポット教えます
小京都と呼ばれる石畳の街並が美しい栃木県足利市。そんな街並を着物で散策すれば、もっと“映える”写真が撮れちゃいます!今回は、着付け体験ができる「足利まちなか遊学館」からスタートして、国宝・鑁阿寺や、大正ロマンを感じる喫茶室を備えるお店などを巡るモデルコースを紹介します。
足利まちなか遊学館
手ぶらでOK!気軽に楽しむ着付け体験
JR足利駅から徒歩5分。小京都と呼ばれる歴史的な街並を有する足利の散策のスタートは、手ぶらで着付け体験ができる「足利まちなか遊学館」です。モダンで斬新なデザインが特徴の「足利銘仙」を中心に、着物がズラリと揃い、着付け前からテンションが上がります。
今回は「銘仙プラン」10~5月90分3500円(30分延長毎に+500円)をセレクト。※他スタンダードプラン1日3500円なども有り。着付け時間は約20分。バックや下駄などの小物もレンタル可能なので、気軽に手ぶらで体験できるのも嬉しいポイントです。
また、着物に合わせて髪を事前にセットしてくるのは、手間がかかるもの。ここならその心配は無用。「おまかせヘアセット」1000円や「髪飾りレンタル」300円も行っています。
ちょっとモダンなコーディネートを楽しみたいなら、帽子やブーツを着物に合わせる「足利スタイル」もおすすめです。ブーツや帽子だけ持参すれば、ハイカラコーディネートが完成しますよ。
バッチリ着付けが終わったら、早速、散策スタートです。
銘仙と古布 うさぎや
着物が“映える”。大正ロマンな雰囲気の喫茶が魅力
足利まちなか遊学館を出たら、「銘仙と古布 うさぎや」へと向かいましょう。辿り付くまでの道は石畳になっていて、何気なく撮った1枚も“映え”が狙えちゃいます。
撮影も楽しみながら歩くこと5分。大正~昭和初期を中心に銘仙など普段着の着物や古布が豊富に揃う「銘仙と古布 うさぎや」に到着です。こちらの2階には、大正の雰囲気漂う素敵な喫茶スペースがあります。
抹茶と和菓子で休憩シーンを写真におさめれば、まるで大正時代にトリップしたかのような1枚に仕上がりますよ。※和菓子の提供は週末限定
また、「銘仙と古布 うさぎや」は、元々長屋だった昭和初期の家屋を改築したお店。石畳に溶け込む店先に座って、撮影するのもおすすめです。晴れた日には、こちらで抹茶と和菓子を楽しむのもいいでしょう。
蘭と月 足利本店
足利ならではのおみやげ探し
続いては、「銘仙と古布 うさぎや」のすぐお隣にある「蘭と月 足利本店」でショッピング。
こちらはお香・線香の専門店です。せっかく足利観光に訪れたのだから、ここでしか手に入らないオリジナルの一品をおみやげにしましょう。
おすすめは、火を使わずに置くだけで香る「月の香」。古くから草木の四君子(四季を代表する草花)として尊重されてきた「梅・蘭・ 竹・菊」の4種をそれぞれ配合して仕上がったオリジナルの香りを楽しめます。コロンと丸みのある月のカタチがキュートで、女性へのプレゼントにもぴったりです。
カラフルな水引きを取り合わせた「結ひ守(ゆいまもり)」(1080円)も吊して置くだけでいい香りがふわりと漂います。お部屋や車内のアクセントにも最適ですね。
鑁阿寺
国宝×着物で最大の”映え”を狙おう!
最後に向かうのは国宝「鑁阿寺(ばんなじ)」。鎌倉時代、建久七年(1196年)に足利義兼によって建立された真言宗大日派の本山です。
周囲に土塁と堀をめぐらした寺域は、約40,000㎡もあるそう。鎌倉時代の武家屋敷の面影が残り、着物姿がとってもよく映えます。
特におすすめなのが「楼門(山門)」。本堂へと向かう途中に、お堀を眺めながら、撮影すれば、現代とは思えない1枚が撮れますよ。
また、春になるとお堀の周りや境内に桜が咲き誇り、写真に華やかな彩りをプラス。
四季によってさまざまな撮影を楽しめる足利での着付け体験。春のおでかけ日和には、こんな非日常の観光を楽しんでみてはいかが?
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。