魅力たっぷりな“大阪の桜スポット”【Masaの関西カメラさんぽ21】
大阪には魅力的な桜の名所が数多くあります。今回は大阪のなかでもいちばん最初に花見ができる「狭山池」や「花博記念公園鶴見緑地」、「万博記念公園」など、広い敷地内で長期間お花見ができるスポットを紹介します。桜の時期ではありますが、春は桜以外にもたくさんの花が咲く季節です。ぜひ、桜と合わせてこの季節を楽しんで下さい。
Summary
大阪でどこよりも早い桜を撮りたかったら「狭山池」へ
大阪府の南の方に位置する、「狭山池」は、池の周りに約1300本の桜が植えられています。ほとんどはコシノヒガンという品種で、毎年3月下旬ごろにひと足先に楽しめます。
画面左側に池が広がり、右側には大阪が誇る建築家・安藤忠雄建築の「狭山池博物館」があります。写真を撮るには魅力的なスポットですよ。
コシノヒガンは、細めの幹からたくさんの枝が出て咲く桜で、ほうきのような形をしているのが特徴です。薄めのピンクがかわいらしい桜ですよ。
左の白い部分はユキヤナギです。この時期、桜が咲く場所で一緒に咲いているのをよく見ますが、こちらもかわいいお花です。
「花博記念公園鶴見緑地」は、早咲きから遅咲きまで長期間楽しめる桜スポット
早咲きの桜というと河津桜が有名ですが、関西では3月上~中旬にかけて河津桜が咲き、その後、3月中旬頃から、おかめ桜という品種が咲き始めます。
おかめ桜は濃いめのピンク色で、下に向かって咲くのが特徴。かわいいですよね。
おかめ桜には、黄緑色で目の周りが白く縁取りされた野鳥、メジロがたくさん集まって桜の蜜を吸っています。
カメラマンからは絶大な人気で、大きなレンズを付けたカメラマンがたくさん追いかけていますよ。この写真にも写っていますが、わかりますか?
3月下旬になるとチューリップも咲いています。風車と一緒だとオランダのようですね。
ユキヤナギもたくさん咲き、いい香りがしています。
青空がピンクと合うのはもちろん、夕方の光と桜のコラボも綺麗ですよね。
一日中遊べる広さが魅力、春の「万博記念公園」は一年でいちばんおすすめ
春は桜だけでなく椿も綺麗に咲く季節です。少しわかりにくいかもしれませんが、写真のように花ごと、ボトッと落ちるのが椿、花びらが一枚一枚落ちるのが、山茶花(さざんか)です。小川沿いに咲いているところもありますよ。
「万博記念公園」の園内には、つばきの森という、椿がたくさん咲いているエリアもあります。毎年2月下旬には「つばき祭」が開催され、3月中旬以降は散っている椿も数多くあって、上も下も二重に綺麗ですよ。
「万博記念公園」でコスモスとポピーの時期に特に大人気の「花の丘」。例年4月から少しずつポピーが咲き始めるのですが、3月下旬頃には早咲きの桜も咲いていて、ポピーと一緒に楽しむこともできます。
まだまだポピーの満開には早いですが、グリーン多めの爽やかな感じが楽しめますよ。
4月に入るとソメイヨシノが咲くエリアも賑わいを見せます。「万博記念公園」の象徴的建物でもある「太陽の塔」と桜。桜のアップ写真も、もちろんかわいいのですが、せっかくなので場所がわかる写真を撮るのもいいですよね。
今回の場所は、3月中~下旬の桜を中心に紹介していますが、4月に入るといちばん桜らしい桜、ソメイヨシノが一気に咲き始めます。桜の花が咲く期間は、1~2週間ほどで、その間に雨や強い風によって、すぐに散ってしまうということもよくあります。早めに計画を立てて、桜シーズンを楽しみたいですね。
photo:西山雅彦(@masa_nikonist)
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