沿線、まるまる世界遺産!「レーティッシュ鉄道・ベルニナ線」

沿線、まるまる世界遺産!「レーティッシュ鉄道・ベルニナ線」

おでかけ 乗り物 &mores 久野知美 鉄道 女子鉄
るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket

前回は、氷河特急のもうひとつの起点駅・スイスの極上リゾートサンモリッツの魅力についてお伝えしました。今回は、サンモリッツとイタリアのティラーノを結ぶ沿線そのものが世界遺産登録されたレーティッシュ鉄道・ベルニナ線についてご紹介し ます。夏休みが始まったお子さんに合わせて、ご家族でのお出掛けプランのご参考にしてください♪

サンモリッツを離れ、いざ!レーティッシュ鉄道・ベルニナ線「ベルニナ・エクスプレス」に乗車。箱根登山鉄道と姉妹提携を結ぶだけあり、駅構内にも友好看板が誇らしげに設置されています。沿線は、あどけない旧車が主力車両として走る箱根登山鉄道よりも、窓を大きく取ったスタイリッシュなパノラマ車両が活躍するお姉さん的路線といった印象です。

車窓はさすが世界遺産。流れ行く景色が、もうメインディッシュ。どこを切り取っても、絵画のような美しさです。見どころを逃さないよう、ポイントごとにドイツ語と英語の車内アナウンスが流れ、沿線の観光案内をサポートしてくれます。とりわけ、路線のハイライトのひとつラ ーゴ・ビアンコ(イタリア語で“白い湖”)の湖畔をたどる景色は美しすぎてため息が出るほど。最も標高の高いオスピツィオ・ベルニナ駅(2253m)で湖の対岸に見えるピッツ・カンブレナの峰々と氷河には圧倒されます。思わず乗客全員で撮影大会がスタート!車内が一体となる瞬間です。

断崖絶壁の上にあるアルプ・グリュム駅を境に、列車はどんどん標高を下げて森林地帯へ。鏡のような湖面が光るポスキアーヴォ湖を過ぎると、もうひとつの名物・オープンループ橋の登場!360度ぐるりと回転して高低差を克服し、さらに進むと併用軌道(路面の線路)に移ります。いよいよ町並みが都市化して来たら、もうそこはイタリア。世界遺産の景色を眺めながら国境越えができるのも、ベルニナ・エクスプレスならでは。途中駅では、そこかしこに日本語がみられるのも嬉しい♪異国ながら、郷土に帰ってきたような不思議な感覚に浸ることができます。

幅広い世代に愛される、世界遺産登録路線。その絶景と 日本との友好関係を確かめに、およそ2時間の「ハイグレ ードで濃厚な」鉄道旅に出てかけてみてはいかがですか?

※この記事は「るるぶNEWS」で2015年に掲載されたものです

るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください