スイスのローカル線でいく!ハイジの村・グリンデルワルト
前回は、スイスを走る新幹線・ドイツの名車「ICE」をご紹介しました。今回は、「ICE」を乗り継いで訪れるアルプスの少女ハイジの村・グリンデルワルトの魅力についてたっぷりお伝えします♪
「ICE」乗り継ぎ駅のインターラーケン・オストからは、ローカル線・ベルナーオーバーラント鉄道(BOB)で終点グリンデルワルトを目指します。ブリエンツ湖をあとにして、山岳地帯をトコトコ揺られる国鉄113系スカ色似の列車はレトロ感満載。日本のローカル線を走る旧車の窓が開くのと同様に、こちらも窓の開く車両が多いので、列車に揺られながらどんどん澄んでゆくきれいな空気を全身で味わえます!
終着駅のグリンデルワルトは、スイスを代表するのどかな街のひとつ。高級ブランドショップの立ち並ぶストリートを擁したサンモリッツなどと比べると、100年昔のスイスにタイムスリップしたような感覚に。列車を下車すると、すぐにアイガーがお出迎え!息を飲む美しさに感激です!!標高1034mに位置し、日本の長野県松本市と姉妹都市提携を結ぶことからも伺い知れるように、少々朴訥とした雰囲気も魅力のひとつ♪30分もあれば一周できるという村の大きさにも関わらず、アルプスの登山家を中心に年間100万人以上もの観光客が訪れます。
ちなみに、日本では東京ステーションシティホテルのような駅直結ホテルは高い人気を誇りますが、スイスでも駅近ホテルはおススメ!ホテル ダービー(HOTEL DERBY)は、グリンデルワルト駅直結のキュートな伝統的ホテル。四季折々の花をまとっておめかしした外観は、まさに「スイスのおうち」の理想郷。フロントスタッフがフレンドリーで、まるで親戚のように大歓迎してくれます。
併設のレストランが遅くまで開いていて、観光客だけでなく地元の方の笑い声で賑わっているのもほほえましい♪客室もシンプルながら、アイガーを臨めるテラスがあるので山ガールは必見です。ウッディな室内でホッとひと息つけば、気分はすっかりアルプスの少女ハイジ。穏やかな空気の中、少女時代の自分へタイムスリップできちゃいますよ☆グリンデルワルト宿泊の際には、是非ご利用を!
※この記事は「るるぶNEWS」で2015年に掲載されたものです