ヨーロッパの美しい村30選を鉄道でめぐる!大周遊旅〜スロベニア・ピラン(前編)〜
前回は「死にゆく町」と呼ばれている、孤高の村・イタリアの「チヴィタ・ディ・バニョレッジョ (Civita di Bagnoregio)」についてお届けしました。今回は、ピラン湾&トリエステ湾を囲むように位置する美しい港町・スロベニアの「ピラン(Piran)」を目指し乗り鉄旅をスタ ートします!
Summary
ユーレイルパス、フル活用の旅!出発進行♪
まずは、「チヴィタ・ディ・バニョレッジョ」の最寄駅「オルヴィエート」駅から、お得な乗り放題切符・ユーレイルパスを活用し、いざ「フィレンツェ(Firenze)」駅へ! 快速列車「レッジョナーレ(Regionale)」に乗車します。列車に乗車する前に、必ずしなければならないのがその日の日付(更に乗車駅・降車駅)を書き込むコト。もし、列車内で日付を未記入のパスが検札された場合、罰金処置となるので要注意ですよー!
車内は清潔で快適!
快速列車の「レッジョナーレ」は、中・近距離運行の普通列車。ユーレイルパスなどイタリアで有効な鉄道パス・区間乗車券があれば乗車することができます。特急券や指定席券などの準備が不要なので、急な行程変更などの際にもフレキシブルに利用できて便利!車内にはお手洗いも完備され、普通列車とは思えないフカフカのボックスシートが旅情をかき立ててくれます。
高速鉄道「フレッチャルジェント(銀の矢号)」に 乗り換え♪
フィレンツェからは高速列車「フレッチャルジェント (Frecciargento・銀の矢号)」で「ヴェネチア・メストレ (VeneziaMestre)」駅を目指します。フレッチャルジェントは、2クラス制の全席指定列車。乗車には事前予約が必要です。外装は日本の東北新幹線・E2系を彷彿させるフォルムに、トレニタリア社のコーポレートカラー・レッドが鮮やかなイケメン列車。食堂車があるのでカフェタイムを楽しむのも忘れずに♪
今回の鉄旅の締めは、「Frecciabianca(フレッチャビアンカ・白い矢号)」!!
ヴェネチア・メストレ駅で下車したら「フレッチャビアンカ(Frecciabianca・白い矢号)」に乗り換えて、今回の列車移動での最終目的地・イタリアの「トリエステ (Trieste)」駅へ。フレッチャルジェントと対照的な白いボディに、個室も含めて布製のシートで統一されたカジュアルな室内でリラックス。トリエステ駅に到着した後は、鉄路を離れバスを活用してスロベニア・ピランへと国境越えを!気になるピラン観光は、次回へ続きます。
※この記事は「るるぶNEWS」で2017年に掲載されたものです