ヨーロッパの美しい村30選を鉄道でめぐる!大周遊旅~レイルジェット&ローカル列車でショプロンへ!(後編)~
前回は、「ウィー ン・マイトリンク(Wien Meidling)」駅から、次の目的地・ハンガリーの「ショプロン(Sopron)」駅までのロー カル線鉄道旅の模様をお届けしました。今回は、ショプロン界隈のハンガリー観光についてたっぷりお送りします!
ちいさな国境の町「ショプロン」
ショプロンは、ハンガリーの北西部に位置しオーストリアに近い立地・文化を有する、人口6万人ほどのコンパクトな国境の町。前回の記事でもお届けした通り、オーストリアの首都・ウィーン中央駅から約1時間半でアクセスできる利便性が大きな魅力のひとつです!国内の旅行需要も高く中心部は観光地として、郊外はリゾート地として、緑豊かでのどかな自然が多くの旅人を惹きつけています。
気分はお姫様!?足を伸ばして訪れたい「エステルハージ宮殿」
郊外の観光でまず、押さえておきたいのが“エステルハージ宮殿”。ショプロンから東へ27kmほどに位置する「フェルトゥード(Fertod)」という小さな町のはずれにあります。エステルハージ・ニコラウス伯爵のために建てられた宮殿内には、バロック様式とロココ様式の部屋が合計128室も!一部の部屋では宿泊することができ、広々としたホールはハンガリー国民憧れの結婚式場として有名。隣接するフランス式庭園から降り注ぐ日差しがキラキラと輝き、スペシャルな空間を演出してくれます。
地元・名産ワインを堪能♪
続いて、地元の採れたてワインを味わいに郊外にあるワイナリーへ♪今回訪れたのは、ショプロン中心地から約6kmのところにある「ルカ」。わずか25歳で父親からワイナリーを継いだという美人女性オーナーが、6種類の赤ワインを製造しています。ワイナリー見学では、2004年にボルドーワインコンクールで金賞に輝いた逸品をはじめすべての銘柄がサーブされ、パンやチョコレートとのマリアージュを楽しめます。どこを切り取っても可愛いワイナリーの佇まいそのものも、乙女ゴコロをくすぐります☆
夜の町歩きも楽しい!!
ショプロン中心地の観光は、1時間~2時間もあればサクッと巡れちゃいます。中でも「火の見の塔」はシンボルとして知られる観光スポット!15世紀初頭に建築された旧市街のランドマークで、100段ほどの階段を登れば市街を一望できます。毎日行われる夜景のライトアップも幻想的で美しく、フォトジェニック。ディナータイムにライトアップされた火の見の塔を愛でる際は、地元のワインを嗜むのを忘れずに。一杯数十円~数百円と、リーズナブルに地元の味に酔いしれることができますよ。
※この記事は「るるぶNEWS」で2017年に掲載されたものです