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ヨーロッパの美しい村30選を鉄道でめぐる!大周遊旅~自然あふれる小さな村・ヒンデローペン(後編)~

ヨーロッパの美しい村30選を鉄道でめぐる!大周遊旅~自然あふれる小さな村・ヒンデローペン(後編)~

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前回は、最終滞在地となるオランダの自然あふれる小さな村・ヒンデローペン(Hindeloopen)へ向けて鉄旅の模様をお届けしました!最終回となる今回は、村内の観光や伝統工芸「ヒンデローペン塗り」体験などプライスレスな旅の終焉を、余すところなくご紹介します!

Summary

草原にたたずむ無人駅「ヒンデローペン」

ヒンデローペンはオランダの首都・アムステルダムの北東132キロに位置する、人口約700人の自然あふれる小さな村。ヨーロッパの鉄道駅は改札がないことも多いのですが、オランダは例外で多くの鉄道駅には改札があり駅員さんも常駐しています。そんな中、シンプルな一面一線のプラットホームに駅看板と待合室のみを有した無人駅を最寄りとするのが、ヒンデローペン村。大自然の中にポツンと佇む姿は秘境駅感が漂っていて“駅鉄、じゃなくともグッときます。

伝統工芸「ヒンデローペン塗り」を体験

自然や自然と融合した村として、「ヨーロッパの美しい村30選」の中でも文字通り“村らしい村。13世紀にハンザ同盟都市として栄え、17~18世紀に貿易で財を成し最盛期を迎えたといわれています。時期を同じくして、繊細なタッチで家具や小物に草花をあしらう「ヒンデローペン塗り」と呼ばれる伝統工芸が誕生。今もなお伝統を引き継ぐ絵師が活動する工房で、実際に絵付け体験をすることもできます。ヒンデローペン塗りは駐在員の奥様方を介して日本に持ち込まれた歴史があるので、アンティーク家具屋さんで目にしたりカルチャースクールで講座を見かけたことがあるなど、馴染み深い方も多いのではないでしょうか?

生活に溶け込めるやわらかな空気感が◎

ヒンデローペンの魅力として大きなところは、やはり何と言っても観光のしやすさ。ヒンデローペン塗り体験のようなレクチャーはもちろん、少し足を伸ばせば港に出ることが出来て港町として最盛期を迎えた頃の空気に触れられちゃいます◎また、アイセル湖や運河に軒を連ねる旧家はいずれも趣深く、窓の大きく開いた住宅からは今まさに生活されている住民の皆さんの息遣いやリアリティが感じられます。ちなみに、日本でも今なお根強い人気のパンケーキ。オランダではクレープのような薄い生地でおかずとして頂く習慣があるそうで、これがまた日本人の味覚にぴったり!ゆったり過ごす時間の中で、暮らしの中に溶け込んだようなひとときが得られます。

空港まで、鉄路で楽々アクセス!

そんなヒンデローペンは、鉄道を使えば空港までのアクセスが良いのもGood!帰路は私鉄ローカル線の「アリーヴア(Arriva)」で「レーワルデン(Leeuwarden)」駅まで45分ほど気動車に揺られ、オランダ鉄道の特急列車・インターシティ(Inter City)に乗り換え。2時間半弱で「スキポール空港(Shiphol Airport)」駅へ到着です。ということで、ユーレイルパスをフル活用して約1000キロにわたり6ヶ国を旅してきた本連載も終着駅!これまで、何度もユーレイルパスの旅に出てきましたが、今回の連載旅はグルメも観光もレクチャー体験もぜんぶ載せ!!ユーレイルパスがあるだけで、これほどまでに多岐に渡った国々を満喫できるということを改めて発見したロングラン旅になりました。皆さまも長らくのご乗車、お疲れ様でした!春からは、新しくはじまる『るるぶ&more.』で海外・国内問わず様々な角度から女子鉄的な目線で鉄道旅の魅力についてお届けしていきます!是非ご覧くださいね。本当にありがとうございました。

※この記事は「るるぶNEWS」で2018年に掲載されたものです

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