「CAFE FUNCHANA(カフェ ファンチャーナ)」【カフェグラマ―きょん。の、あのカフェこの席21】
「あの場所へ行くと、あのカフェが」だったり、「あのカフェがあるから、あの場所へ」だったり。目的や理由はどうであれ、例えそれがなかなか降り立つことのないローカルなエリアであったとしても、訪ねたいカフェがある。今回ご紹介する、奈良県生駒郡にあるカフェ「Cafe funchana(カフェ ファンチャーナ)」さんは、まさにその魅力を体現し続ける一軒です。
アタマのなかがフラットになる癒し処
JR三郷駅を下車後、東へ歩いて3分ほど。近くには森があり、通りと線路を挟んだ先には一級河川が流れる。そんな長閑な環境に囲まれた地にある「Cafe funchana(カフェ ファンチャーナ)」さんは、アタマのなかを空っぽにしたいときには最適なカフェ。
一見すると、"何屋さんだろう。"と首を傾げてしまうような控えめな外観と、ゆったりしていて心地のいい店内とが織りなす癒しの空気感が、お店全体を包み込んでいます。
ウットリするほどに美しいラテの魅力
ベースとなるカフェモカに色彩豊かなアートを施し、吸い込まれるような精彩を演出したラテ。なんと美しいんだろう…と眺め続けてしまうその魅力は、絵画と通ずるものがあるような気がします。
可能であれば、このままここだけを切り取って持って帰りたいくらいなのだけど、目で味わった後は、じっくりと味覚で堪能しましょう。
桜が開花する頃に現れて、桜が散りゆく頃に姿を消す、まさに春の訪れを告げるラテとも言える「桜ラテ」。
器の中に映る桜は、飲んでいいとわかっていてもどこかで背徳感を覚えてしまいますが、口にして初めて花咲くものと捉え、五感を通して味わうが吉。
他のどの開花宣言よりも、提供開始宣言を楽しみにしているこの季節。来春もまた、会えますように。
座りたいあの席
時折駆け抜けていく、車や電車を眺めてコーヒータイム。
一人で腰掛け、ただただぼんやりとしてもいい。二人でそんな時間を共有してもいい。素敵な景色をお供に、この瞬間だけでも、普段アタマでごちゃごちゃと考えてしまうような小難しいことは忘れちゃってください。
少し離れた場所にあるけれど、それがまた最高にいい。
な~んにも考えたくないとき、家でゴロゴロしたり、近くでブラブラしたりするのももちろんいいけど、いつもとは違った場所で過ごしてみると、アタマもスッキリするし、新しい感性と出会うことで、大きな刺激にもなります。時にはやる気スイッチを完全オフにして、ひと息つきましょう。
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