ショッピング
2019.04.03
小田原産小麦＆湘南小麦で作る「麦焼処 麦踏」の絶品パンが美味！
箱根にある人気ベーカリーの元シェフが、2018年に小田原・江之浦に開業させたブーランジェ「麦焼処 麦踏」。小田原産小麦や湘南小麦を使った、麦の風味豊かなパンたちは、どれも一度口にしたら忘れられないものばかり。築70年の古民家を改修した店内もステキなんです！
茶人・千利休にゆかりの場所にある古民家ベーカリー
「麦焼処 麦踏」があるのは、JR東海道本線根府川駅から30分ほど山道を進んだところ。駐車場に立つ“ぱんOPEN”ののぼりが目印です。土地柄、来店者の多くは自家用車で訪れるそうですが、小田原の特産物であるみかん畑を眺めながら、のんびりとおさんぽ気分で向かうのもいいですよ。
先ほどの案内板から歩くこと数十秒。なにやらオシャレな古民家が見えてきました。こちらが、今回のお目当て「麦焼処 麦踏」です。
お店が立つこの場所は、茶人・千利休にゆかりのある“天正庵跡”。この「天正庵」というのは、豊臣秀吉が小田原攻めの際に、千利休に命じて造らせた茶室があった場所なんだそうです。千利休はここで、戦国武将たちの労を癒すために茶をたてたそうですよ。
築70年の古民家を改修したという店内は、懐かしさと居心地のよさが共存するとっておきの空間。ちゃぶ台のあるこちらの部屋では、購入したパンやドリンクを楽しむことができます。
小田原産小麦・湘南小麦を使ったオリジナルパン
店頭には、地元の厳選素材で作ったパンが常時30種。無農薬の小田原産小麦や湘南小麦を石臼製粉したパンは、どれも麦の風味が格別です。
「麦焼処 麦踏」の人気ナンバー1がコチラ！小田原産小麦で作られた「バターロール」です。外はカリッと、中はもっちり。ふわりと香る麦の豊かな風味と、噛めば噛むほどにあふれ出るうま味を体感してみてください。
“加水量を高め”にしているという「麦焼処 麦踏」自慢の「食パン」は、歯切れはいいけれど中はもっちりとした、クセになる食パンです。トーストしてバターをのせて…なんて考えてしまいますが、シェフ曰く、おすすめの食べ方は“焼かずにそのままで”なのだとか！
小田原の名物とパンのコラボを発見しました！その名も「百年ちくわーる」。かまぼこの老舗として知られる「小田原 鈴廣」の「百年ちくわ」に、カマンベールチーズを入れて焼き上げたちくわパンです。
中はこんな感じ！みずみずしいふっくらとした“ちくわ”と、もちっとしたパンがベストマッチ。上に散らしている「小田原のり」もアクセントになっていて美味です。人気のパンなので、店頭で見かけたら即買い＆まとめ買いが必須ですよ！
縁側でのどかなコーヒーブレイクを！
先ほどご紹介したちゃぶ台のしつらえとは別に、縁側の席もあります。天気のいい日には縁側に腰を掛けて、緑を愛でながらおいしいパンを楽しんでください。居心地が良すぎて、ついつい長居してしまいそう。
オリジナルブレンドコーヒーのお供に、ラスクはいかがでしょう。あんこ・チョコ・きな粉・ハチミツなどの甘い系のほか、オリーブペッパーやバジルなどのしょっぱい系もあります。
11時をメドに全種類が出揃うそうですが、早い時には午前中で、ほぼ完売に近い状態になることもあるそうです。パンの取り置きがOKなので、欲しいパンが決まっている場合には、お店に電話をしてみるのも手ですね！
text：清沢奈央
photo：櫻井めぐみ
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