最高級食パンで作る“プリン”みたいな究極のフレンチトースト
“古民家カフェの聖地”と呼ばれる、鎌倉・長谷の路地裏にたたずむ「cafe recette 鎌倉(カフェ ルセット)」。 最高級パン専門店「recette(ルセット)」直営カフェならではの、高級食パンで作る“極上のフレンチトースト”をご賞味あれ!
“古民家カフェの聖地”にたたずむレトロカフェ
お店までは、江ノ電長谷駅から歩いて5分ほど。“古民家カフェの聖地”として知られるエリアに「cafe recette 鎌倉」はあります。
2013年にこの地にオープンした「cafe recette 鎌倉」は、ネット通販限定の最高級パン専門店「recette」の直営カフェであり、“日本初のパンスイーツ専門店”として人気のお店。
“パンをケーキと同じか、それよりも高い次元に持っていく”というコンセプトで作られた、パンがベースの絶品スイーツの数々は、“毎日食べたい!”と思わせてくれる特別なおいしさです!
格子戸を開け、暖簾をくぐるとそこに待っていたのは…、発券機!開店と同時に行列ができるため、“お客様の待ち時間を無駄にすることなく、その分、長谷観光に役立ててほしい!”との思いから、来店したらまず整理券を発券するシステムに。
整理券のQRコードを読み取ると、待ち時間の目安が表示されるので、それを頼りに再訪すればいいというわけです。
お寺めぐりをしたり、海までさんぽに行ったり。自分の順番が来るまで有意義な時間が過ごせるのは、嬉しい計らいですよね。
大正時代に建てられた古民家をリノベーションした店内では、江戸時代の木材から造られた柱や大正期の手作りガラスを使った扉などもみられます。
ここにある家具たちは、日本を代表する天才家具職人として注目されている松岡茂樹氏(「KOMA」)の作品なんですって。たとえば、手前の机。肘をテーブルにつけてパンを食べることをイメージしていて、端が中央よりわずかに傾斜しているそうです。
タイミングよくこの場所に座ることができたら、そんなところにもぜひ注目してみてください!
プリンのようになめらかな絶品フレンチトースト
コチラが「cafe recette 鎌倉」の看板メニューであり、人気ナンバー1の「究極のフレンチトースト」です。
平飼い卵と牛乳で作ったアパレイユに、「recette」の最高級食パンをひと晩浸し、低温で片面ずつじっくりと焼き上げたら、仕上げに表面をキャラメリゼ。その上からアーモンドスライスを贅沢に散りばめた極上フレンチトーストなんです。
お好みで自家製のカラメルメイプルとカラメルハチミツをかけて召しあがれ!
ナイフを入れた瞬間、卵液たっぷりのパンの重さと3cmはあるかという厚みに、まず驚愕。そしてひと口食べて、さらに驚きが!
なんと“プリンのようになめらか”なフレンチトーストだったんです。両面に焼き色をつけているので、厳密にいうと“焼きプリンのようなフレンチトースト”。アーモンドスライスの香ばしさとパリパリ感が最強のアクセントになっていました。
これほどまでのフレンチトーストだから、誰にもあげずに独占したいところですが…、かなりのボリュームがあるので、シェアをおすすめします!
コチラが「究極のフレンチトースト」に使われている「recette」の最高級食パン。発酵バターを20%練り込んだ角型の食パンで、実際に購入する場合は、この1斤で2500円するのだとか!
チーズ好きにはたまらない「ちーずたまご」
半熟の平飼い卵にチェダーチーズとモッツアレラチーズをたっぷりのせて焼いた「ちーずたまご」は、食パンのフレームからあふれ出るチーズの滝が魅力的なひと品です。
使っているパンは、2015年に長谷にオープンした、プレミアム食パン専門店「Bread Code(ブレッドコード)」の角型食パン。それを贅沢に厚切りでいただきます!
もちもち&ふかふかの食パンと卵の濃い甘さ、そしてとろけるチーズのハーモニーが美味。それぞれの味をキュッと引き締めている、自家製のハニーマヨマスタードも絶品ですよ。1日3食が、この「ちーずたまご」でもまったく飽きないおいしさです。
古民家を再生した店内で、めくるめくパンメニューに出合える「cafe recette 鎌倉」。デザート系も食事系もどちらも甲乙つけがたし。ここでは迷わず、両方オーダーするのが鉄則です!
cafe recette 鎌倉
住所:神奈川県鎌倉市坂ノ下22-5
TEL:0467-38-5700
営業時間:9時30分~16時LO(土・日曜、祝日は8時30分~17時)
定休日:無休
text:清沢奈央
photo:櫻井めぐみ
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