横浜元町の馬革専門店へ!店長さんは横浜に馴染み深い…あの人!
2018年9月、横浜元町にOPENした馬革専門店「SILOKU(シロク)」。馬革を知り尽くした職人によるオールハンドメイドのアイテムが並びます。馬1頭からごくわずかしか取れないという希少な「コードバン(馬革)」を使ったウォレットは要チェックです!
元プロ野球選手プロデュースの馬革専門店
今回お目当ての馬革専門店「SILOKU」までは、みなとみらい線元町・中華街駅5番出口から歩いて4分ほど。元町通りから脇道へ入った場所に位置します。
プロデュースを任されているのは、2017年までプロ野球・横浜DeNAベイスターズでプレーしていた下園辰哉(しもぞの たつや)さん。DeNAの本拠地・横浜スタジアムも徒歩圏内とあって、革製品好きのみならず、野球ファンも多く訪れるそうです。
「SILOKU(シロク)」というブランド名は、下園さんが考えた造語なのだとか。「誰しもはじめは“素人(しろうと)”だけれども、そこから精進して“玄人(くろうと)”になろうじゃないか」そんな思いを込めて、“シロク”と名付けたそうです。
店内で扱う馬革製品は、ウォレットをはじめ、カバン、カードケース、キーケース、マネークリップ、iPhoneケースなどなど。中でも「SILOKU」の顔ともよべるのが「コードバン」を使ったウォレットです。1頭からごくわずかしかとれないという、希少性の高い皮革を使った特別な逸品なんですよ。(こちらについては、のちほど詳しくご紹介したいと思います!)
商品に混ざってグローブが展示されていました。実はこれ、高級馬革で作られた野球のグローブなんです。
ホースレザーで作ったグローブは、従来の牛の革よりも170gも軽いそうです。革のグローブを身に着けて動き回る選手にとって、“薄い・軽い・強い”という馬革の特質が最大限に引き出されたグローブは、パフォーマンスを左右する大きなメリット。
しかしながら…、これは非売品。今後、実用化に向けて改良を進めるそうで、「将来的に、プロ野球選手に使ってもらえるものができれば!」とのことでした。
一生使いたい「コードバン」のウォレット
こちらが、馬のお尻の部分からしか取れない希少性の高い高級革「コードバン」を使ったウォレット。キメが細かくなめらかなうえ、しっとりとした質感が特徴で、使い続けることでツヤ感や輝きを増すことから“革のダイヤモンド”ともよばれているそうです。
ウォレットを開くとこのような感じ。ポケットやカード入れの多さも特徴のひとつですが、なによりも縫製が美しい!細部にまで匠の技を感じることができます。
長く使って革の色や風合いの経年変化をぜひ楽しんでください。
手に取りやすい馬革の小物も豊富
コロンとして可愛らしい円柱形のバッグを発見!丸底なので、見た目以上に大容量。使い込むほどに革のやわらかさが増すので、ぜひ愛着をもって使ってみてください。
店内には、馬革を使ったお手頃価格の小物もあります!こちらの真鍮のバングル、下園さんが自ら手作りした商品だそうで、よく見ると内側に「PRODUCED BY TATSUYA SHIMOZONO」と彫られているんですよ!
革製品を作る際、どうしても出てしまう革の端材は「マネークリップ」のタグに。“どんなに小さな革でも、いただいた命なので無駄にせず大切にしたい”という思いから生まれたひと品です。
“一生もの”といっても過言ではない「コードバン」のアイテムたち。一番の人気カラーは…、やっぱり“横浜ブルー”なんですって!革製品&ゾノファンは、ぜひ一度訪れてみてください!
text:清沢奈央
photo:櫻井めぐみ
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