食・グルメ
2019.04.04
おいしいお茶が飲みたくて･･･日本茶と器にこだわったギャラリーカフェ
話題のサロンやセレクトショップが軒を連ねる大阪･南船場。お洒落な街の小さなビルの2階に、器と日本茶を楽しめるモダンなカフェ「wad（ワド）」があります。おいしいお茶でゆったりとひと息いれるのにぴったりのお店です。素敵な器を購入できるギャラリーもあり、目でも舌でも楽しめる贅沢なお茶カフェです。
器の魅力を伝える、モダンな日本茶カフェ
大阪･南船場の「wad」は、本格的な日本茶が楽しめるカフェ。洗練された雰囲気の店内にはお茶の香りがふんわり漂い、都会の喧騒を離れて落ち着いた時間を過ごせます。3階はギャラリーを併設していて、定期的に器作家の作品を展示、お茶タイムの前後にぜひのぞいてみてください。
「器に直接ふれてもらえる空間を作りたかったんです」と、オーナーの小林さん。カフェで使用する器は、一つひとつこだわってチョイスした一点もの。「本当にいいものは、実際に使わないと分からない。だから上質な器で美味しいお茶を飲んでもらって、器の魅力が伝わればいいなと思っています」。
丁寧に淹れた日本茶を心ゆくまで味わって
お茶は京都の茶畑から直接取り寄せた茶葉を使用。茶釜で沸かしたお湯で丁寧に淹れる日本茶は非常に風味高く、お茶の美味しさを改めて感じられる味わい。お茶との相性を考えられて作られた手作りモナカも要チェック。パリッと香ばしいモナカの中には上品な甘さのあんこがぎっしり。プチプチの玄米が食感のアクセントに。
かぶせ煎茶は5煎目まで何度も違った味わいが楽しめます。ほのかな甘みが広がるすっきりとした一煎目に比べ、5煎目では渋みが加わりとろっとした口当たりに。淹れるたびに変化するお茶をじっくり堪能してください。
お茶を飲み終えたら、茶葉に少量の醤油を垂らしておひたしにするのがおすすめ。シャキシャキの食感が心地よく、豊かなお茶の香りが口の中に広がります。なんとも贅沢なお茶の楽しみ方ですね。
3階のギャラリーでお気に入りの器を探して
カフェでゆっくりお茶を楽しんだ後は、3階のギャラリースペースへ。定期的に各地の器作家による展示が開催され、気に入った作品は購入することも可能。作家の想いを詰め込んだ、世界に一つしかない器に出合えます。
実は金継ぎ職人としても活躍する、オーナーの小林さん。それぞれの器に合わせて修繕を行っているそう。「世界に一つの思い出の詰まった物だからこそ、何度も修繕して大事にしたいですよね」。物を大切にすることの意味に気付かされます。
こだわりのお茶を自宅でも味わえるよう、おみやげパックの用意もあります。自分用はもちろん、近頃お疲れ気味の友人に、おいしいお茶でひと息入れてもらえるようプレゼントするのもおすすめ。
器と日本茶が楽しめる素敵なギャラリーカフェ、ぜひ訪れてみてください！
Text：六車優花（TRYOUT）
Photo：田村朋子（TRYOUT）
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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