“映え”スポットだらけの金沢へ。アート×フォトジェニックな弾丸ひとり旅

“映え”スポットだらけの金沢へ。アート×フォトジェニックな弾丸ひとり旅

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写真は石川県金沢市の「長町武家屋敷跡」の一枚。金沢にはこんな非日常感たっぷりの“映え”スポットがいっぱいあるんです。金沢までは「WILLER」が運行する高速バスに乗って約9時間。夜に都内を出発し車中泊する0泊2日の弾丸プランなら、リーズナブルかつ効率的に旅行ができちゃいます。高速バス初心者でも安心の設備やサービス、女子のひとり旅におすすめの金沢鉄板スポットをご紹介します。

summary

寝顔が隠せてゆったりくつろげる。高速バスが女子旅向けに進化中!

旅行にかかる費用を抑えるなら、コスパが最高な高速バスがベスト!夜に都内を出発して、車中泊、翌朝に金沢駅に到着するから、宿泊代も浮かせられちゃいます。でもバスの中で寝られるの?窮屈でくつろげないかも?ひとり旅でも大丈夫?…と初心者にはちょっとハードルが高い。そんな不安を解消してくれるのが「WILLER EXPRESS」のリラックス《NEW》という女性の声をもとに開発されたシートです。

シートは4列で並び、幅は50cm。最大140度のリクライニングで、フットレスト&レッグレストがあるので、飛行機のファーストクラスのように足が伸ばせて快適。さらに寝顔が隠せるカノピーというフードが付いているのが画期的なんです。ブランケットも可動式枕も電源コンセントも備わっていて、至れり尽くせり。

女性のひとり旅の場合、隣に知らない人が座るのって気になりますよね。Wシートなら、4列シートの横並び2席分を独占できるんです。つまり、隣の席は必ず空席ということ!2席分使うと料金も2倍と思いきや、500km未満はプラス500円、500km以上はプラス1000円ととってもお値打ちです。これならお隣さんを気にせず、ゆっくりくつろげますよね。※対象路線は時期によって異なり、繁忙日は設定のない場合があります。


\ 今回利用した、高速バスはこちら /

  • 【片道料金:4080円~】
  • ○東京→金沢
    K5352便/バスタ新宿23:15→金沢駅8:05
    ○金沢→東京
    L5452便/金沢駅22:20→バスタ新宿6:30

駅近銭湯でさっぱり。アパホテル<金沢駅前>都市型サウナ「エキスパ」で朝風呂

2階のスパフロントで受付
2階のスパフロントで受付

朝、金沢駅に着いたら、観光に繰り出す前に温泉に入ってさっぱりしましょう。高速バスが到着する金沢駅西口ロータリーからすぐの場所にあるアパホテル<金沢駅前>都市型サウナ「エキスパ」は、宿泊者以外も入浴OK。6時から営業していて、朝風呂にぴったりなんです。入浴料にフェイスタオル&バスタオルの貸出料が含まれているのも嬉しいポイント!

お湯はラヂウム人工温泉。駅近のロケーションでこんなに開放的な露天風呂もあるんです。リクライニングチェアが置かれたレストルームでもひと休みして、ゆっくりと身支度を整えて、観光に出発。

■アパホテル<金沢駅前>都市型サウナ「エキスパ」
住所:石川県金沢市広岡1-9-28
TEL:076-231-8111
営業時間:6~24時
定休日:無休
料金:外来入浴3時間1000円、1日2000円
アクセス:JR金沢駅西口から徒歩1分

観光の足は金沢駅兼六園口(東口)からバスを利用するのが便利です。世界で最も美しい駅14駅のひとつに選出された金沢駅はフォトスポットとしても大人気。金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージした重厚な鼓門(つづみもん)がそびえたっています。

「長町武家屋敷跡」を歩いて、カフェでパリジェンヌ気分の朝食を

かつて金沢城を造るための木材等を運んだ水路・大野庄用水の東側に、江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気の「長町武家屋敷跡(ながまちぶけやしきあと)」があります。土塀や石畳の小路が残り、突き当たっては曲がる迷路のような造りは、戦いの際に敵が一気に侵入するのを防ぐためなんだって。

「長町武家屋敷跡」から用水路沿いを歩いて5分ほどの「ビストロ ひらみぱん」へ。大正時代の鉄工所跡といわれる町屋の佇まいが残っています。

朝8時から営業のカフェで、腹ごしらえと参りましょう。モーニングのメインはハムとチーズ入りのホットサンドに目玉焼きをのせたクロックマダム、もしくは自家製キッシュから選べ、サラダ&コーヒーor紅茶付きで1425円です。

ビンテージ家具を配し、おしゃれでくつろげる店内。焼きたてパンはテイクアウトもできます。

■ビストロ ひらみぱん
住所:石川県金沢市長町1-6-11
TEL:076-221-7831
営業時間:モーニング8~11時(10時30分LO)、ランチ12~16時(15時30分LO)、ディナー18時~22時30分(21時30分LO)、パンの販売8時~売り切れ次第終了
定休日:月曜

「金沢21世紀美術館」でユニークな体感型現代アートに出合う

まちに開かれた公園のような美術館を建築コンセプトにした現代アート美術館「金沢21世紀美術館」。三方を道路に囲まれ、敷地内にどこからでも入れる造りになっています。正面や裏側といった区別もなく、壁面にガラスを採用した円形デザインがスタイリッシュで素敵!

円形の建物の周囲は芝生に囲まれた無料の交流ゾーン。館内にも交流ゾーンがあり、通り抜けることもできます。写真は屋外にある球体のパビリオン「まる」。ステンレスの半球16個で構成され、いくつもの鏡に景色と自分が映ったユニークな写真が撮れるんです。内部に入ると鏡が反転し、これまた不思議な感覚に。

展覧会ゾーンのなかでも人気なのが、レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年という作品。地上のプールサイドから見下ろすと、あら不思議、水で満たされた深いプールの中に人がいるみたい。内部に入ると、プールに沈んでいるみたいな写真が撮れますよ。不思議な構造の秘密はその目でお確かめあれ!

<美術館から撮影についてのお願い>
撮影は許可のある場所で、私的使用目的で行う場合に限り可能です。
撮影した画像のご利用にあたっては、利用者の責任においてお願いいたします。
美術館は一切の責任を負いません。
※他のお客様の迷惑にならないよう、マナーを守っていただきますようお願いいたします。

 

今見ても新鮮。加賀百万石の粋を集めた奥方御殿にうっとり

「成巽閣(せいそんかく)」は加賀藩13代藩主の前田齊泰が母・眞龍院のために兼六園に建てた隠居所。2階建ての御殿は順路に沿って見学でき、各ポイントで音声テープによる解説を聞くことができます。

1階は書院造りで、障子の腰板が見どころ。蝶やツクシ、鮎、貝といった春をテーマにした絵が描かれ、奥方御殿らしい華やかさ。上の写真は公式の御対面所として使われた「謁見の間」で、こちらの腰板にはタンポポやワラビ、スミレの絵が。檜の一枚板に花鳥を透かし彫りにした欄間(写真下)も、極彩色で色づけされた精巧な彫りがとってもきれいです。

「松の間」は休息する部屋として使われたプライベートルーム。金具のないふすまの奥は武者隠しという隠し部屋をはさんで、「謁見の間」に通じています。書院障子の腰板(写真下)にはオランダ渡来のガラス絵が!光を通して、淡い色合いの小鳥の絵が浮き上がります。

「松の間」からウグイス張りの廊下を通って出た場所は「つくしの縁」。約20mの長~い縁側で、庭園を開放的に眺められるように柱を立てていないんです。桔木(はねぎ)という部材を使って、てこの原理によって屋根を支えているというから驚きです。

数寄屋風書院造りの2階には7室があり、接待用に使われていたんだそう。部屋ごとに異なる壁の色や天井は、今見てもモダンでハイセンス。写真の「群青の間」の天井にはフランスから輸入されたウルトラマリンブルーの顔料を使い、杉の木目を互い違いに配して変化をつけています。朱色の壁やゴールドのふすまも上品かつ華やか!

見学してびっくり。華やかな意匠や工夫を凝らした造りは、現代にも通用しそうなおしゃれなデザインで、遊び心に満ちたものばかり。庭園以外は撮影NGですが、金沢を訪れたら必見のスポットです。

「ひがし茶屋街」で風情ある町並みを散歩して、懐石ランチ

金沢を代表する茶屋街のひとつで、国の重要伝統的建造物群保存地区として、情緒ある町並みが守られている「ひがし茶屋街」。石畳の通りの両側には木虫籠(きむすこ)と呼ばれる細かい格子のはまった家々が並び、料亭や町屋カフェ、伝統工芸品のショップが軒を連ねています。

■ひがし茶屋街
住所: 石川県金沢市東山
TEL: 076-232-5555(金沢市観光協会)
営業時間: 散策自由
定休日:散策自由
料金:散策自由

「ひがし茶屋街」でランチするなら「十月亭(じゅうがつや)」へ。ミシュラン二つ星獲得の「日本料理 銭屋」がプロデュースする日本料理店で、ランチでは旬の味覚を華やかに盛り込んだ竹かご弁当(2830円)がいただけます。金沢の郷土料理、治部煮をセットにするのもおすすめ(3640円)。

江戸時代末期のお茶屋を改築した建物ですが、カウンター席も部屋席も掘りごたつ式なので、足が伸ばせて快適。茶屋街らしい和の風情あふれる空間で、自慢の懐石料理を味わって。

江戸時代のお茶屋遊びの粋を感じる「志摩」で建物見学とお抹茶

「ひがし茶屋街」のメインストリートにあり、江戸時代後期の格式高いお茶屋建築をそのまま残した「志摩」。茶屋建築は2階を客間(座敷)とするため、2階部分を高く造り、通りに面して高欄と張り出しの縁側を設けているのが特徴です。

2階の客間は押入れや間仕切壁がなく、遊芸を披露するために造られた開放的な造り。ベンガラという顔料の朱色の土壁が華やかです。旦那衆が床の間を背にして座り、正面の控えの間で芸妓が舞や三弦などを披露したのだとか。

1階は帳場や台所、石室などがあるお茶屋の舞台裏で、こちらも見学できます。

別棟の「寒村庵」も江戸時代はお茶屋だったところ。庭を正面に眺められるカウンターに11席があり、お抹茶がいただけます(生菓子付き700円、干菓子付き500円)。

「志摩」で素敵なお土産を発見。梅や桜、蝶、ツルなどのカラフルなイラストが描かれた和紙のポチ袋(6枚セット500円)で、心付けを渡したらちょっと粋ですよね。

■志摩
住所:石川県金沢市東山1-13-21
TEL:076-252-5675
営業時間:9~18時
定休日:無休
料金:入場500円

シールをペタペタ貼るだけ!かわいいマイ九谷焼を作ろう

築150年の町屋を改装した複合ショップ・八百萬本舗内にある「KUTANI SEAL SHOP(クタニシールショップ)」。約360年の歴史ある高級磁器・九谷焼を身近なものにという思いで生まれた九谷焼の転写ブランドの直営店です。

九谷焼は本来、職人が筆で絵付けをするものですが、印刷された文様をシールにように器に貼り付け、低コストで職人の技術を再現。店内には伝統を活かし、かわいくてモダンかつ手頃な価格の器や雑貨が並んでいます。

転写技術を使ったオリジナルの器作り体験(1944円~、要予約。所要1時間~1時間30分※最大6名、10歳以上が対象)もできるんです。器は豆皿やお茶碗、そばちょこなど6種類からチョイス。転写シールは九谷五彩という鮮やかな5色に黒を加えた配色で、大黒様や動物、花、金沢の方言などの文字といった種類があり、どれでも貼り放題!器の表裏関係なく貼れるので、自由な発想でレイアウトを考えて。水に浸したシールを台紙からはがし、ペタペタと器に貼り付けていくだけだから、簡単で楽しい!

窯元で焼き上げるため、手元に届くのは約1カ月後。絵柄の外側の黄色の部分は消え、シールは鮮やかな色味に仕上がります。旅の思い出作りにぴったりの体験、ぜひチャレンジしてみて。

金沢の台所「近江町市場」で味わう豪華海鮮丼ディナー

アーケードだから、雨の日でも買い物が楽ちん
アーケードだから、雨の日でも買い物が楽ちん

約300年の歴史を誇る金沢市民の台所「近江町市場(おうみちょういちば)」。迷路のような通路に約180軒ものお店が連なり、店先に魚介類や野菜、果物、肉、惣菜、お菓子などがずらり。ローカルの人や観光客で賑う、活気あふれる商店街は歩いているだけで楽しくなります。

 

近江町いちば館の2階飲食店フロアの一角、黄色の暖簾と大きな提灯が目印の「ひら井 いちば館店」。近江町市場内のお店は夕方閉店が多いなか、こちらは水曜以外、21時まで通しで営業しているから、夕ご飯や遅めのランチでも行けちゃうんです。店内はテーブル席と小上がりのほか、カウンター席もあり、おひとり様でも気軽に入れます。

丼物メニューが多いのが特徴。14種のネタがのった近江町海鮮丼や大トロ丼、ウニ・イクラ丼、ジャンボ海老天丼など、ボリュームたっぷりで豪華な丼物が19種も。写真は金沢三昧丼(2900円)で、脂ののったブリ、甘エビ、むき身&ほぐし身のカニがてんこ盛り!せっかく金沢に来たなら、日本海のおいしい魚介を堪能しましょ。

駅直結の「金沢百番街あんと」で金沢らしいお土産をゲット

金沢駅のショッピングモール「金沢百番街」。3つのエリアのなかでも、お土産とグルメが揃うのが「あんと」のゾーンです。和菓子も工芸品も山海の幸も加賀・能登の特産品も、ここ一カ所で買えるので、帰りに立ち寄ってお土産を選んで。

「菓匠 髙木屋」のおすすめは「紙ふうせん」(9個入り648円)。まん丸の最中に、砂糖をまぶしたゼリーが入っていて、宝石みたい!上の写真のスタンダードな紙ふうせんは、グリーン=白ワイン風味、ピンク=ぶどう風味、白=レモン風味のゼリー入り。下の写真は夏季限定の「涼味紙ふうせん」(9個入り648円)で、水色=サイダー風味、白=桃風味です。どちらも紙ふうせんが折れる5色の折り紙付きというのも気が利いています。

「伝統工芸 金沢九谷」は九谷焼を扱う4店舗が集まったお店。高価な印象がある九谷焼ですが、普段使いできるリーズナブルな商品もあるんですよ。写真は「九谷焼諸江屋」の箸置(各500円)と六角小鉢(各864円)。招き猫やだるま、おかめ、ひょっとこなどが優しいタッチでカラフルに描かれています。いつもの食卓にかわいい食器を仲間入りさせみて。

■金沢百番街あんと
住所: 石川県金沢市木ノ新保町1-1
TEL: 076-260-3700(代表)
営業時間: 8時30分~20時(レストランは11~22時)、店舗により異なる
定休日:不定休

金沢での滞在時間は1日だったけど、朝から行動したので、たっぷり観光ができて大満足。ライトアップされた金沢駅の鼓門に見送られて、西口ロータリーから高速バスで帰路に着きます。乗り換え不要の高速バスだから、朝までぐっすりおやすみなさい。

「WILLER」の高速バスは出発の20分前までネット予約が可能。思い立ったらすぐ!自由気ままなひとり旅で、金沢に出かけてみませんか?

\ 今回利用した、高速バスはこちら /

  • 【片道料金:4080円~】
  • ○東京→金沢
    K5352便/バスタ新宿23:15→金沢駅8:05
    ○金沢→東京 
    L5452便/金沢駅22:20→バスタ新宿6:30



【高速バスの豆知識】初めてでも安心。持って行くべき持ち物はこれ!

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text:伊藤あゆ
photo:浦田真行

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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